アウディは運転自動化のテクノロジー分野においても、パイオニアとしての役割を果たしてきました。アメリカ合衆国では、ドライバーなしのAudi TTSで塩原の表面にブランドシンボルである4リングスを描き、またロッキー山脈のパイクスピークのコースを全開で駆け上がりました。2014年の秋には、ドライバーなしのAudi RS 7 Sportbackでドイツのホッケンハイム サーキットで全開タイムアタックも披露しています。2015年以降アウディはさらに公道テストのステージを進めており、研究開発車両「ジャック」でアメリカ西海岸からラスベガスに至る全長560マイルのフリーウェイドライブやドイツのアウトバーン9号線での実証実験を行い、多くの貴重なデータを得ています。
アウディが近い将来、導入しようとしている自動運転の機能は、アウディアダプティブクルーズコントロールやトラフィックジャムアシストといった、既にAudi A4 やAudi Q7で実用化されたアシスタンスシステムをベースにしています。「トラフィックジャムパイロット」は、0~60km/hの速度で走行中、ドライバーが求めれば、加速、ブレーキ、ステアリングの操作を引き受け、混雑した高速道路などにおけるドライバーのストレスを軽減してくれます。そして混雑状態が解消されれば、システムがドライバーにシグナルを送り、運転操作を再開するよう促します。
現在のアシスタンスシステム、および将来の自動運転機能を司るのは、車載されている「ドライバーアシスタンス中央制御ユニット」(zFAS)です。車載されるすべてのセンサーからの信号を、最新の高速プロセッサーを用いたこのユニットにより解析し、必要な運転操作を導き出します。レーダー、カメラ、超音波センサー、さらにはレーザースキャナーなどからの集まった情報から、クルマの周囲360度の環境をモデル化して瞬時に認識し、その情報をそれぞれのアシスタンスシステムに送ります。それにより、例えば、ほかのクルマが前に割り込んできたような場合でも、即座に状況を把握して適切な対応をすることが可能となります。 将来は、高速モバイル通信とクラウド技術の発達により、走行中の交通状況を常に学習することで、より複雑な環境にも対応することが可能となり、パイロットドライブの性能がさらに向上していくことになります。
Basic Information
2022/06/07Technology
自動運転に関する通説と真実(ドイツ本国発表資料)
(ドイツ本国発表資料) 2022年6月2日、インゴルシュタット:自動運転はまもなく実現するのでしょうか?そして、自動運転が広く社会に受け入れられるようにするには、人々の考え方や態度をどのように変化させる必要があるのでしょうか。著名なスペシャリストのサポートにより行われた、&Audiの調査「S...
Video
Recent Press Release
2023/01/27Press Releases
Audi activesphere concept
(ドイツ本国発表資料)2023年1月26日、インゴルシュタット:アウディは、sphere(スフィア)コンセプトカーの集大成となる4番目のモデル、Audi activesphere concept(アウディ アクティブスフィア コンセプト)を発表します。2021年に発表されたAudi skyspher...
2022/06/07Technology
自動運転に関する通説と真実(ドイツ本国発表資料)
(ドイツ本国発表資料) 2022年6月2日、インゴルシュタット:自動運転はまもなく実現するのでしょうか?そして、自動運転が広く社会に受け入れられるようにするには、人々の考え方や態度をどのように変化させる必要があるのでしょうか。著名なスペシャリストのサポートにより行われた、&Audiの調査「S...
2022/04/20Company
Audi urbansphere concept シティの中心におけるスペーストラベル(ドイツ本国発表資料)
(ドイツ本国発表資料) 2022年4月19日、インゴルシュタット:アウディはAudi urbansphere concept(アーバンスフィア コンセプト)を発表。このコンセプトカーのデザインは、インテリアから始め、それに引き続きエクステリアをいう手法が体系的に採用されています。アウディのデザイナー...
2021/12/06Company
2021年「SocAIty」調査:自動運転の社会的側面に対するアウディの取り組み(ドイツ本国発表資料)
(ドイツ本国発表資料) 2021年12月2日、インゴルシュタット:「&Audi Initiative」のもとで行われた2021年の「SocAIty」調査では、自動運転の社会的側面を幅広く検証しています。その範囲は、適切な法律的枠組から倫理面における課題、デジタル社会における責任にまで及んでい...
2021/09/03Models
未来を見据えたファーストクラス(ドイツ本国発表資料)
(ドイツ本国発表資料) 2021年9月2日、インゴルシュタット:道路を走るプライベートジェット。アウディは、IAA 2021において、Audi grandsphere conceptを発表します。全長5.35mのgrandsphereセダンは、飛行機のファーストクラスを連想させる、最高レベルの快適性...
2021/08/11Models
Audi skysphere concept - 開かれた未来のためのEVロードスター(ドイツ本国発表資料)
(ドイツ本国発表資料) 2021年8月10日、インゴルシュタット/モントレー/マリブ:アウディは、新しいコンセプトモデルファミリーの第一弾となる、Audi skysphere concept(以下Audi skysphere:アウディ スカイスフィア)を発表します。この2ドアコンバーチブル電気自動車...
2020/06/02Company
アウディ新CEOのマルクス ドゥスマンが「Artemis」プロジェクトを開始
2020年5月29日、インゴルシュタット/ウォルフスブルク:2か月前にアウディの新しい最高経営責任者(CEO)に就任したマルクス ドゥスマンが、新しい車両の開発を促進するための部門を設立します。「Artemis(アルテミス)」と名付けられたこのハイテクプロジェクトの責任者には、輝かしい実績を持つモー...
2019/09/25Technology
アウディ、自動運転に対するユーザータイプとイメージの調査結果を公開
2019年9月25日、インゴルシュタット:アウディは、自動運転に対するユーザータイポロジー(ユーザー類型学)を作成しました。これは、自動運転に懐疑的なドライバーから、ハイテクに精通した乗員に至る幅広い人々を対象としたオンライン調査、「The Pulse of Autonomous Driving」(...
2019/09/10Models
未来のオフロードモデル、Audi AI:TRAIL quattro
(ドイツ本国発表資料) 2019年9月10日、インゴルシュタット/フランクフルト:アウディは、フランクフルトモーターショー(IAA)2019において、電気自動車のオフロードモデル、Audi AI:TRAIL quattroを発表します。Audi AI:TRAIL quattroは、オフロードにおいて...
2018/11/29Company
アウディ、エアバス、イタルデザインが、フライングタクシーをテスト
2018年11月27日 インゴルシュタット/アムステルダム:アウディ、エアバス、イタルデザインの3社は、アムステルダムで開催されているドローンウィークで、空飛ぶ自動車“Pop.Up Next”のプロトタイプを初公開しました。フライングタクシー(空飛ぶタクシー)用のこの革新的なコンセプトは、自動運転機...