Lighting

同じく2015年に発表した（日本での発売は2016年夏）新型Audi R8には、レーザースポット機能を備えたLEDヘッドライトを設定しました。60km/h以上の速度で走行している場合には、レーザースポットがLEDのハイビームを補足する形で、ドライバーの視認性を高めます。

アウディはまた、2015年秋のフランクフルトモーターショーにコンセプトカーのAudi e-tron quattroを出展し、次世代の自動車用照明テクノロジーであるマトリクスOLED（オーガニック発光ダイオード）ヘッドライトを一般の人々に紹介しました。これは実用化を間近に控えたテクノロジーのひとつであり、従来のLEDに対して、デザインや効率面で、様々なメリットが期待されています。

アウディは、こうした先進的照明テクノロジーの技術開発をさらにスピードアップするために、2015年インゴルシュタットに、新しく「照明とアシスタンスシステムのための実験センター」を開設しました。建物の地下には全長120mという（内部でクルマを運転することも可能）、ヨーロッパでは最大規模の照明実験トンネルが設けられており、アウディは、クルマのライト類だけでなく、カメラを使った様々なアシスタンスシステムの開発に役立てていく方針です。