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2017/10/23Models

Audi RS 5 Coupé —Tokyo Motor Show 2017/参考出展車—

  • 美しさと実用性を兼ね備えた高性能グランツーリスモ
  • 450PS、600Nmを発揮するパワフル & 効率的なV6バイターボエンジンを搭載
  • 「さらなる高性能と高効率の融合」:Audi Sport GmbH CEOヴィンケルマン

新型Audi RS 5 Coupé は、RSの新しいデザインイディオムによる最初のAudi Sportモデルです。搭載する新開発の2.9 TFSI バイターボエンジンは最高出力331kW(450PS)、最大トルク600Nmを発揮。その強大なパワーは、標準装備のquattroドライブシステムにより、4輪すべてに振り分けられます。

「新しいAudi RS 5 Coupéは、Audi SportのRSモデルのなかでも、グランツーリスモの役割を担っています。エレガントな美しさと優れた日常性を融合した高性能クーペであり、新開発のV6バイターボエンジンを搭載して、パワーだけでなく、燃費効率も大幅に改善しています」Audi Sport GmbHのCEOを務めるステファン ヴィンケルマンは、この新型モデルについて、そのように述べました。

開発を担当したデザイナーは、かつてのAudi 90 quattro IMSA GTOのレースでの雄姿からインスピレーションを得たと言います。新型Audi RS 5 Coupéのフロントエンドを見ると、RSモデルの特徴でもあるハニカム構造を備えた大胆なエアインレットが強烈な存在感を放っています。ベースとなったAudi A5 Coupéのものよりずっと平たく幅広いシングルフレームグリルの両側には、標準装備のマトリクスLEDヘッドライトが備わっており、ヘッドライトの脇には、追加のラテラルエアインテークとアウトレットも設けられています。ボディサイドでは、いわゆる「quattroブリスター」により、ホイールアーチの上の膨らみが強調されていて、その部分によりボディ幅が15mm広くなっています。なお全長は4,725mmで従来型のAudi RS 5 Coupéよりも75mm大きくなっています。

スポーティさを強調するアクセントとして、そのほかRS専用ディフューザーインサート、楕円形のテールパイプを備えたRSエグゾーストシステム、ボディ面にマウントされたスポイラーリップなどが装着され、20インチホイールが標準となります。エクステリアカラーは全部で8タイプ用意されていますが、そのうち「ソノマグリーンメタリック」は、新型Audi RS 5 Coupéの専用カラーです。

新設計の2.9 TFSI V6バイターボエンジンは、従来の4.2ℓV8に対してパワーと燃費効率を格段に向上させるとともに、本格的なRSサウンドでも乗る人を堪能させてくれます。最高出力は331kW(450PS)で、従来型のAudi RS 5よりも170Nm大きい600Nmの最大トルクを、1,900~5,000rpmというきわめて幅広い回転域で発生することができます。それにより、新型Audi RS 5 Coupéは、0-100km/h加速 3.9秒、最高速280km/hという、スーパースポーツカーにも匹敵するダイナミックな性能を実現しています。(リミッター作動時。性能・燃費数値はいずれも欧州仕様車のメーカー測定値)

2.9 TFSIエンジンの2つのターボチャージャーは、シリンダーバンクの間に配置。取り込んだ空気をそれぞれのターボチャージャーを経由して燃焼室に送るにあたり、デュアルブランチのシステムを用いることで、きわめてシャープなレスポンスを得ています。また、「Bサイクル」の燃焼方式に加えて、直噴システムのインジェクターを中央に設置することで、高性能なRSモデルとしてはかつてない高効率を実現しました。圧縮工程が短縮されたことで、数値上の圧縮比をかなり高く設定することが可能になっており、それを圧縮工程に対して相対的に長い膨張行程が組み合わせることで、より効率的な燃焼と高いエンジン効率を得ることに成功しています。実際このV6バイターボエンジンを搭載した新型Audi RS 5 Coupéは、ヨーロッパのドライビングサイクルで100km走行あたり8.7ℓのガソリンしか消費しません。これはCO2の排出量に換算すると197g/kmに相当し、従来のモデルと比べると17%の燃費改善を果たしています。これには、新開発のエンジンに加えて、ベースとなったAudi A5 Coupé同様、従来型に対し数十kgも軽くなった車両重量が大きく貢献しています。

バイターボエンジンのパワーは、スポーティなチューニングによりシフトタイミングを最適化した8速ティプトロニックを介して、quattroフルタイム4WDシステムに伝えられます。そこで駆動力が、前後のアクスルに非対称(40:60)に分配され、トラクションと走行安定性を最適化しつつ、ダイナミックなハンドリング性能も得るためです。日本向けの新型Audi RS 5 Coupéでは、さらに高度なハンドリング性能を得るために、リヤ2輪間のトルク分配をアクティブに制御する「スポーツディファレンシャル」を全モデルに搭載しています。 フロントアクスルには、改良された5リンク式サスペンションを用いており、リヤにも従来のトラペゾイタルリンク式のシステムに代えて、今回から5リンク式サスペンションを採用しています。このシステムの利点は、スポーティな走行特性と俊敏なハンドリングが得られることで、同時に快適性も確実に向上します。日本向けの新型Audi RS 5 Coupéには、可変ダンパー機構のダイナミックライドコントロール(DRC)を備えた「RSスポーツサスペンション」、RS用に特別にチューンされたダイナミックステアリングが標準で備わっていますが、そのほかに足回り関係の装備では、フロント セラミックブレーキなどもオプションで選択することができます。また、アウディドライブセレクトのシステムが全モデルに標準で備わっており、ドライバーはそれを使ってエンジンやティプトロニック、ステアリングシステム、DRCなどのプログラムを調整し、より自分好みで、ダイナミックで、もしくは快適なドライビング感覚を演出することができます。

全体を黒でまとめた新型Audi RS 5 Coupéのインテリアは、非常にスポーティかつハイグレードな装いになっています。ファインナッパレザーのカバーにダイヤモンド型のステッチを配したRSスポーツシートや、フラットボトムのリムを用いたRSマルチファンクションステアリングホイールといったディテールも、RSモデルならではエクスクルーシブな雰囲気作りに一役買っています。シート、ステアリングホイール、ドアシルトリム、セレクターレバーなどにRSのロゴが刻まれ、RS専用に設定されたアウディバーチャルコクピットの画面にはエンジントルク、Gフォースといった情報まで映し出されます。エンジン回転が限界に達したときには、シフトライトが点灯してドライバーにシフトアップを促します。オプションのRSデザインパッケージを選択した場合には、アクセントカラーとしてスポーティなレッドが選択され、ステアリングホイール、セレクターレバー、ニーパッドにアルカンターラが用いられるほか、赤いシートベルト、RSのエンブレム付きのフロアマットが配備されるようになります。

インフォテインメント関連の装備も非常に充実しており、全モデルに標準搭載される「MMIタッチ付きMMIナビゲーションプラス」のシステムには、ナビゲーション、TVチューナー、DVDドライブなどに加えて、LTEを介したインターネットの常時接続を実現するAudi connectのハードウェアモジュールも含まれています。そこから、オンラインで様々なサービスや情報にアクセスできるほか、付属機能であるWi-Fiホットスポットを利用して、手持ちのモバイル機器から、外部との情報のやり取りを楽しむことも可能です。オーディオは、車載のシステムとしては画期的な3Dサウンドを実現したバング&オルフセンの3Dアドバンストサウンドシステムを標準搭載。そのほか、アウディスマートフォンインターフェイス、文字入力が可能な大型タッチパッド、フリーテキストサーチなどの便利な機能は、先に発売された新型Audi A5 / S5 Coupéと共通です。

さらに新型Audi RS 5 Coupéには、安全性を高めるためのアシスタンスシステムが採用されています。追突被害軽減をする「アウディプレセンスシティ」、事故に際して乗員のダメージを軽減する「アウディプレセンスベーシック」といった基本システムはもちろんのこと、渋滞時にレベル2の運転支援システムを提供する「トラフィックジャムアシスト機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)」、ドライバーの車線維持をサポートする「アクティブレーンアシスト」、車線変更の際に危険を警告する「アウディサイドアシスト」、右折時の安全をサポートする「ターンアシスト」、後退時に後方を監視する「リヤトラフィックアシスト」、車両降車時のトラブルを減らすための「エグジットワーニング」といった先進機構を、全モデルに搭載して安全対策を万全なものにしています。

*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDI AG配信資料の翻訳版です。

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