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2024/09/18Sustainability

「Audi Sustainable Future Tour Hokkaido」を開催 ゼロカーボンシティを目指す北海道を電気自動車 e-tronで巡る

  • 日本のカーボンニュートラル目標の達成に大きな役割を果たす北海道で、日本海に面した強い風と広大な土地を有する風力発電の適地、北海道北部の施設を訪問し取材するメディアツアー
  • 世界最大規模の蓄電池設備を誇る変電・蓄電施設「北豊富変電所」を取材、系統制約問題を考える
  • ウインドファームのパイオニア「オトンルイ風力発電所」を訪問。約3kmにわたり28基の風車が立ち並ぶ施設を見学
  • 北海道の再生可能エネルギー活用のポテンシャルや課題について意見交換する「未来共創ミーティング」を開催

アウディ ジャパン(東京都品川区、ブランド ディレクター:マティアス シェーパース)は、2024年9月10 日、11日の2日間、日本海側に面した強い風と広大な土地を有する風力発電の適地、北海道北部を訪問するメディアツアー「Audi Sustainable Future Tour Hokkaido」を開催しました。風力発電にまつわる重要施設とそれを取り巻く自然環境に触れながら、稚内から旭川までの約300kmを、アウディの電気自動車e-tron 8台で巡りました。「Audi Sustainable Future Tour」は、持続可能な社会の実現の重要性について一人ひとりが考えるきっかけの場を作ることを目的にしており、今回で5回目の開催となります。



北豊富変電所で世界最大級の蓄電池による安定した電力供給を学ぶ
北豊富変電所は、国内最大規模、世界でも最大級の蓄電池設備を誇る変電・蓄電施設で、連携する風力発電所は約540MW(予定:風力制御システムで最大300MWに抑制し連携)、蓄電能力はアウディの電気自動車e-tronの約8,700台に相当する720MWhを誇ります。北海道北部では系統制約問題により新規の発電所の建設が難しい状況にありましたが、経済産業省主導で実証事業が進められた本施設と送電網の完成により、ウインドファームが9つ、風車が127本を新たに建設、接続できるようになり、風力発電による電力の安定供給が実現しました。その主要設備である蓄電池棟施設の規模の大きさを展望台から眺め、また普段は立ち入れない蓄電池棟の内部も見学しました。系統制約問題では、北海道北部の恵まれた風況をいかして作る電力を安定して供給する送電網の整備や容量の拡大と共に、電力を使う側の需要を高めることも大切、という説明を受け、電気自動車が一つの解決策になり得ることを学びました。

サロベツ原野で守るべき自然を体感
日本最大の高層湿原であり、アイヌ語の「サル・オ・ペツ(葦原を流れる川)」が語源とされる「サロベツ原野」を訪問。100種類以上の植物が花を咲かせ、国内希少野生動植物種の「シマアオジ」をはじめ多くの渡り鳥がやってくる生き物の宝庫であり、ラムサール条約にも登録されています。サロベツ・ネイチャー・ガイドさんから湿原の成り立ちを学んだほか、木道を歩いて動植物を見学。雄大な自然を目の前に、生態系の保護や生物多様性の大切さについて考えました。

オトンルイ風力発電所で風力発電の歩みを知る
高さ約100メートルの28基の風車が3.1kmに渡り一直線に連なり、道内でも屈指の景色を誇る風力発電所「オトンルイ風力発電所」を訪問。今では多くの風車が並ぶ北海道北部で、風力発電が始まった初期の頃に作られた風力発電のパイオニアともいえるこの施設では、1基につき最大750kWの発電を行い、2004年の設立から2023年までの約20年間で累計約1,000TWhを供給してきました。石油火力発電所との比較で、年間約70万トンのCO2排出削減効果をもたらしています。ここでは、政府の再生可能エネルギー普及政策推進を背景に進んだ建設当時の背景について学びました。風車を取りまとめている管理棟や風車内部も見学し、その仕組みを知ることができました。参加者からは「20年以上風力発電を支えてきたオトンルイの風車の中まで覗き込むことが貴重な経験となった」といった声が上がりました。発電所を後にしたツアーメンバーは、絶景のドライブウェイとして知られている「オロロンライン」をe-tronの各モデル8台が一堂に走り抜けました。

Audi旭川で急速充電を体験
2日目は、Audi正規販売店「Audi 旭川」を訪問し、急速充電を体験。Audi旭川は、150kW急速充電器「アウディ ウルトラ チャージャー」を1基2口設置しており、アウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲンの3ブランドの電気自動車モデルのオーナーに充電サービスを提供するプレミアム チャージング アライアンス(PCA)の拠点として、日本最北端に位置する店舗です。本ツアーで走行した稚内から旭川までの約300kmに相当する電気を約30分*で充電できる速さを体験しました。

未来共創ミーティングで北海道の持続可能性を語りあう
Audiのルーツにあたる「ホルヒ」ブランド創立年1899年と同じ年に建設された、旧国鉄工場をリノベーションした施設「CoCoDe旭川」にて、風力をはじめとした北海道での再生可能エネルギーのポテンシャルや課題、持続可能な未来について話し合う「未来共創ミーティング」を開催しました。
ゲストとして、北海道再生可能エネルギー振興機構 鈴木亨 理事長、環境経済学を専門とする北星学園大学 経済学部 経済学科 専任講師 藤井 康平先生と藤井ゼミの学生5名が参加。冒頭、マティアス シェーパースより、電気自動車を再生可能エネルギー由来の電力で走らせることにより、車両ライフサイクル全体のカーボンニュートラル達成を目指すアウディの電動化ビジョンを伝え、北海道の風力をはじめとする再生可能エネルギーのポテンシャルは高く、カーボンニュートラル目標の達成に重要な役割を果たすことを共有しました。さらに、「系統制約問題」「地域共存、還元」といった課題や、Audiが掲げる「Mission:Zero」とも親和性の高い、学生の皆さんの自然環境保護や地域活性化をテーマとした研究内容の発表、北海道の生活に欠かせない自動車の電動化について意見交換を行いました。企業、専門家、地元学生、メディアそれぞれの立場から、北海道の再生可能エネルギーの活用を軸とした、持続可能な未来の実現に向けて、有意義な意見交換をすることができました。

アウディは今後も、日本国内で再生可能エネルギーの活用において、先進的な取り組みをする地域をアウディの電気自動車e-tronで訪問し、地域の行政担当者や事業者、生徒や学生たちとの対話を通じて、持続可能な未来を一緒に考え想いを共有する仲間づくりの旅「Audi Sustainable Future Tour」を継続してまいります。

Q8 e-tronの場合。但し、充電時間はあくまで理論値であり、実際の充電時間はバッテリーの状態・充電設備・外気温等により異なります。

Audi Sustainable Future Tourとは:
電気自動車の普及に不可欠な再生可能エネルギー由来の電気。アウディジャパンは、日本各地の再生可能エネルギー活用地域をe-tronで訪問し、地産地消やサステナブルな取り組みを推進する行政担当者や事業者、学生たちと対話し、世代間・官民連携・産業を超えた協力により、持続可能な未来に向けた議論と仲間づくりの場を提供しています。仲間と共に EV普及環境作りにも貢献したいと思っていますが、「持続可能な社会」はアウディだけで実現できるものではありません。そこで再生可能エネルギーを有効活用し、地産地消を実行している地域を訪れることで、持続可能な未来を一緒に考え想いを共有する仲間づくりを行い、その重要性について、一人ひとりが考えるきっかけを作りたいと考えています。

これまでの開催実績:
2022 年 4 月: 真庭市(岡山) バイオマス発電
2022 年 10 月: 八幡平市(岩手) 地熱発電
2023 年 1 月: 浜松市(静岡) 太陽光発電店舗
2023 年 7 月: 屋久島町(鹿児島) 水力発電

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