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2023/05/10Sustainability

アウディ、2023年第1四半期。印象的な業績でスタート:電気自動車に対する高い需要および販売台数の増加

  • CEOドゥスマン:「電気自動車の販売台数43%増加は、アウディの電動ポートフォリオがいかに魅力的であるかを示している」
  • CFOリッテルスベルガー:「アウディは持続可能性に対して包括的なアプローチを採用しており、ESG格付けによって、さらなる改善の余地を特定することが可能」
  • 2023年第1四半期の売上高は169億ユーロに増加、営業利益は18億ユーロに増加、ネットキャッシュフローは前年をわずかに上回る17億ユーロ

(ドイツ本国発表資料)

2023年5月5日、インゴルシュタット/ネッカーズルム:アウディ グループは、2023年の第1四半期に、ほぼすべての主要な地域で力強い販売台数を記録し、好調なスタートを切りました。ブランド グループは、第1四半期に、前年同期比約8%増となる、約42万2,000台のアウディ、ベントレー、ランボルギーニを販売しました。半導体の供給状況が改善されたことで、特にヨーロッパと米国におけるアウディに対する高い需要に対応することが可能になりました。売上高は169億ユーロに増加、営業利益は18億ユーロに増加し、営業利益率は戦略的目標範囲の上限となる10.8%に達しました。電気自動車の販売台数が43%増加したことは、ブランド グループが正しい方向に進んでいることを明確に示しています。アウディは電動化への移行を急ピッチで進めています。2023年下半期から2025年下半期には、アウディ史上最大の電動化攻勢を展開し、約20のニューモデルを導入することを発表しました。


ブランド グループ全体が、2023年第1四半期に力強い業績を記録しました。アウディ、ベントレー、ランボルギーニの各ブランドは、前年同期比7.9%増となる、合計42万1,824台の車両を販売しました(2022年第1四半期:39万826台)。半導体の供給状況が改善したことにより、アウディは世界中のお客様に41万5,684台(2022年第1四半期:38万5,084台)の車両を販売しました。

電気自動車の販売が増加
2023年第1四半期に、ブランド グループはeロードマップを加速し、前年同期比約43%増となる、3万4,584台(2022年第1四半期:2万4,236台)の電気自動車を販売。これにより、電気自動車のシェアは、6.2%から 8.2%に大幅に増加しました。

AUDI AG最高経営責任者(CEO)マルクス ドゥスマンは、次のように述べています。「ブランド グループの電気自動車の販売台数は43%増加しました。これは、私たちの電動ポートフォリオがいかに魅力的であるかを示しています。さらに、今年の下半期からは、Q6 e-tronを皮切りに、アウディ史上最大のニューモデル攻勢を展開し、加速するeモビリティへのトレンドに対応します」。

アウディブランド、ヨーロッパと米国で大幅に販売台数を増加
ヨーロッパでは、成長路線を継続しています。アウディは、第1四半期に、前年同期比18%増となる18万1,001台(2022年第1四半期:15万3,408台)の車両を販売しました。本拠地のドイツでは、13.1%増の約6万1,000台のアウディモデルを販売し、この好調な業績に貢献しました。

米国では、前年同期比48.6%の大幅な増加となる5万2,763台(2022年第1四半期:3万5,505台)の車両を販売しました。アウディは、3四半期連続で米国における販売台数を増やしました。 中国では、第1四半期に13万6,416台の車両を販売しました(2022年第1四半期:16万1,621台)。新型コロナウイルス感染症のパンデミックと1月の旧正月の影響を受けましたが、3月には販売台数を前年比19%増加させました。その結果、減少率は前年同期比15.6%に留まっています。

力強い売上高
良好な販売実績により、第1四半期の売上高も大幅に増加しました。売上高は18.2%増加して168億8,300万ユーロ(2022年第1四半期:142億8,200万ユーロ)になりました。この増加に大きく貢献したのが、電気自動車のAudi Q4 e-tronとAudi e-tron GT quattro、そしてAudi Q5、Audi Q7でした。EUタクソノミーに準拠した売上高の割合は再び上昇、14.5%(2022年第1四半期:11.3%)に達しました。

独立機関によるESG格付けで透明性を確保
アウディがESG(環境・社会・コーポレートガバナンス)の持続可能性基準に高い優先順位を置いていることを実証し、ESGに関するより高い可視性と透明性を確保するため、アウディは独立機関のISS ESGからESG格付けを取得しています※。この活動により、アウディはより持続可能な未来への道のりにおける独自のポジショニングを構築することが可能になります。アウディの現在の格付けは、A+からD-までの格付け範囲のC+で、自動車メーカーでは最高の評価を獲得していますが、さらに改善の余地があることを示しています。AUDI AG最高財務責任者(CFO)ユルゲン リッテルスベルガーは、次のように述べています。「最初の評価では確かな格付けを得ることができましたが、これは同時に次のステップに進むためのモチベーションにもなっています」。
※ 評価は、2023年3月31日に提供されたデータに基づくものです。

アウディは、現在の格付けを改善への一歩と見なし、バリューチェーン全体に沿ってさらなる対策を実施するための出発点としています。リッテルスベルガーは、次のように強調しています。「私たちは持続可能性を総合的に理解しています。「私たちは、製品そのものの枠を超えて、バリューチェーン全体と車両のライフサイクル全体に注目しています。ESG格付けは、さらなる改善の余地を特定し、体系的に活用するために役立ちます」。

人権の尊重は、アウディの持続可能性戦略の基本的な要素の1つです。今年の初めから、人権責任者にダニエル パトナイクが就任し、アウディ グループ内およびサプライチェーンにおける人権の遵守を調整および監視しています。この新しい役職は、ESG基準に対するアウディの企業コミットメントを体現したものです。パトナイクの組織は、取締役会の直属部門です。CEOドゥスマンは、次のように強調しています。「アウディでは、人権の尊重と環境保護を最優先事項として掲げています。私たちは、サプライチェーンを含め、経済的、環境的、社会的責任を認識しています」。

目標範囲内の営業利益率
アウディ グループの営業利益は18億1,600万ユーロ(2022年第1四半期:34億6,800万ユーロ)に達しました。前年同期に対する減少は、主に16億ユーロに上る原材料ヘッジ取引によるマイナスの影響によるものです。この取り組みは、2022年第1四半期に12億ユーロのプラスの効果をもたらしましたが、2023年第1四半期の営業利益にマイナス4億ユーロの影響を与えました。一方、引き続き良好な価格設定と、ブランド グループの好調な業績が、営業利益にプラスの貢献をしました。その結果、アウディ グループは、戦略的目標範囲の上限値となる10.8%という力強い2桁営業利益率(2022年第1四半期:24.3%)を達成しました。

ブランド グループ傘下のベントレー、ランボルギーニ、ドゥカティは、2023年の好調なスタートに大きく貢献しました。ベントレーは、前年同期比約10%増となる3,517台(2022年第1四半期:3,203 台)の車両を販売しました。さらに、売上高も前年同期比8.5%増の8億8,200万ユーロ(2022年第1四半期:8億1,300万)に伸ばしました。営業利益は2億1,600万ユーロに増加し(2022年第1四半期:1億7,000万ユーロ)、営業利益率は3.5%上昇して 24.4%(2022年第1四半期:20.9%)になりました。

ランボルギーニは、前年同期比3.3%増の2,623台(2022年第1四半期:2,539台)の車両を販売し、記録を更新しました。売上高は22.8%増加して7億2,800万ユーロ(2022年第1四半期:5億9,200万ユーロ)となり、営業利益は46.1%の大幅な増加となる2億6,000万ユーロ(2022年第1四半期:1億7,800万ユーロ)となりました。ラグジュアリーブランドのランボルギーニは、前年も非常に高いレベルにあった営業利益率(30.0%)をさらに押し上げ、2023年第1四半期には35.7%を達成しました(2022年第1四半期:30.0%)。

ドゥカティは、前年同期比9.1%増となる1万4,725台(2022年第1四半期:1万3,492台)のモーターサイクルを販売しました。力強い市場環境とニューモデルの発売により、売上高は 40.3%増の3億2,300万ユーロ(2022年第1四半期:2億3,000万ユーロ)に達しました。営業利益は、前年同期比134.2%と大幅に増加し、5,800 万ユーロとなりました(2022年第1四半期:2,500万ユーロ)。営業利益率は17.8%で、前年同期より7.1%上昇しました(2022年第1四半期:10.7%)。

前年を上回る営業外収益
アウディ グループの営業外収益は、5億4,400万ユーロ(2022年第1四半期:4億3,000万ユーロ)に増加しました。これは金利の上昇が一因となっています。さらに、中国の合弁事業からの2億2,600万ユーロ(2022年第1四半期:2億9,500万ユーロ)の収益も含まれています。第1四半期の税引後利益は17億6,700万ユーロ(2022年:29億3,900万ユーロ)でした。

ネットキャッシュフローは前年よりわずかに上昇
アウディ グループのネットキャッシュフローは、良好な業績を反映し、前年同期比4.4%増加して17億1,000万ユーロ(2022年第1四半期:16億3,800万ユーロ)となりました。これは、アウディ グループに完全に連結されているAudi FAW NEV Company Ltd.に対する継続的な投資や、Formula 1参戦に関連する活動を含む投資の増加によって相殺されました。

CFO リッテルスベルガーは、次のように述べています。「第1四半期は好調なスタートを切り、野心的なeロードマップの実施を継続する財務力があることを再び証明しました。また、コネクテッド機能を備えたプレミアムeモビリティのリーディングプロバイダーになるための道を体系的に歩み続けています。私たちは、2023年もこの目標に向かって前進します」。

2023年の予測を確認
アウディ グループは引き続き、2023会計年度に180万台から190万台の車両の販売、690億ユーロから720億ユーロの売上高を見込んでいます。営業利益率はこれまで通り9~11%の範囲になると予測しています。ネットキャッシュフローは、45億ユーロから55億ユーロの範囲になると予想しています。

詳細につきましては、こちらをご覧ください:四半期ごとの更新情報と第1四半期の概要


アウディ グループの主な業績(抜粋)

2023年第1四半期2022年第1四半期
ブランド グループ販売台数421,824390,826
アウディ グループ売上高(単位:百万ユーロ)16,88314,282
アウディ グループ営業利益(単位:百万ユーロ)1,8163,468
アウディ グループ営業利益率(単位:%)10.824.3
営業外収益(単位:百万ユーロ)544430
税引後利益(単位:百万ユーロ)1,7672,939
アウディ グループ ネットキャッシュフロー(単位:百万ユーロ)1,7101,638



アウディブランド販売台数

2023年第1四半期2022年第1四半期2022年比増減
全世界          415,684385,084+7.9 %
ヨーロッパ181,001153,408+18.0 %
- ドイツ60,81153,754+13.1 %
- 英国32,63627,201+20.0 %
- フランス11,8599,688+22.4 %
- イタリア16,91513,290+27.3 %
- スペイン9,8366,554+50.1 %
米国52,76335,505+48.6 %
メキシコ3,2042,477+29.4 %
ブラジル1,3631,042+30.8 %
中国(香港を含む)136,416161,621-15.6 %



※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。

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