- 電動SUV / クロスオーバーのトップモデルを示すQ8をモデル名に付けたAudi Q8 e-tronが登場
- 向上した一充電走行距離と最大150kWの急速充電対応
- 新しいエクステリアとブランドデザイン、リサイクル素材の積極的な採用
- 3月4日より全国のアウディe-tron店にてAudi Q8 e-tron Roadshowを開催、発売は今年夏以降を予定
アウディ ジャパン(本社:東京都品川区、ブランド ディレクター:マティアス シェーパース)は、アウディ初の電気自動車Audi e-tron /e-tron Sportbackを大幅にアップデート。モデル名に電動SUV / クロスオーバーラインアップの頂点に立つQ8を付け、新型Audi Q8 e-tron / Audi Q8 Sportback e-tronとして発表しました。一充電走行距離と急速充電性能を向上させるとともに、フロントとリアのエクステリアデザインを刷新。リサイクル素材を積極的に採用しました。全国のアウディe-tron店(110店舗、現時点)を通じて、本年夏以降に発売予定です。
より向上した一充電走行距離と急速充電性能
今回発表のSUV らしい力強いスタイルのAudi Q8 e-tronとエレガントでスポーティなクーペスタイルSUVのQ8 Sportback e-tronは、アウディ初の電気自動車として、世界全体で約16万台を(2022年末時点)を販売したAudi e-tron /e-tron Sportbackの後継モデルです。Audi Q8 e-tron は「50」と「55」、 Q8 Sportback e-tronは「55」を設定し、50 e-tron quattro S lineは総容量は95kWh(先代比+24kWh / 正味エネルギー容量は89kWh)のバッテリーを搭載し、WLTCモードで424km (先代比+89km)の一充電走行距離を達成しています。一方、55 e-tron quattro S lineは、総容量114kWh(先代比+19kWh / 正味エネルギー容量106kWh)のより大きなバッテリーを搭載し、WLTCモードで一充電走行距離501km (先代比+78km)を達成しています。
50 e-tron quattro / 55 e-tron quattroの両モデルともに、バッテリーの総容量に対して使用可能な正味エネルギー容量を増加させ、さらに空力性能やモーターの効率アップすることにより一充電走行距離が向上しています。55 e-tron quattro S lineでは、従来のバッテリー製造工程で生まれる電極材の隙間をスタッキング方式と呼ばれる、折り重ねるように配置する方法に変更することで隙間を極力なくし、先代モデルよりバッテリー寸法やモジュール数を変更することなくエネルギー密度の向上を可能としたことでバッテリー容量が増加しています。また、同時にセル内の化学物質の配合を変更し、更なるエネルギー密度の向上をおこなっています。
充電性能においては、両モデル共通して150kW までの急速充電に対応することにより、ユーザーに高い利便性を提供するとともに、アウディ ジャパンがポルシェ ジャパン、フォルクスワーゲン ジャパンと事業展開しているPremium Charging Alliance (PCA) のサービスや、アウディe-tron店が設置を進めている150kW急速充電器の利便性を享受できるようになります。 例えば55 e-tron quattroの場合、150kW急速充電器を使用すると、10%から80%までが34分で充電可能(理論値)※となります。
※2023年3月3日追記:実際の充電環境や使用状況により充電時間は変動します。
最新のエクステリアとブランドデザイン、リサイクル素材の採用
Audi Q8 e-tron/ Sportback e-tron両モデルともに、ひとめでアウディの電気自動車e-tron とわかる開口の少ないシングルフレームグリルを、ブラックのマスクで囲む新しいフロントデザインを採用。新しいコーポレートアイデンティティとして、エクステリアに採用された2 次元デザインのアウディのフォーリングスや、Bピラーにモデル名を記しました。
パーツには、ペットボトル由来のリサイクル原料等を使用するダイナミカを素材とするシートや、自動車の混合プラスチック廃棄物を革新的なプロセスにより再利用したシートベルトバックルカバーを採用することで、環境にも細かい配慮を行なっています。このシートベルトバックルカバーはアウディが安全関連コンポーネントに初めて採用するリサイクル素材となります。Audi Q8 e-tronにこれらの素材を使用することで、コンポーネントに使用される資源の量を削減し、効率的かつ持続可能な循環型社会の実現を目指しています。
アウディの電動化戦略
これまでにドイツ本社AUDI AGは、電動化戦略Vorsprung 2030で、明確なロードマップを策定しており、2026年以降に新たに発表するニューモデルは全て電気自動車とし、2033年以降は全モデルの販売を電気自動車とする計画を発表しています*。また、車両生産工場のカーボンニュートラル化を同時に進めており、2025年までに全てのアウディの工場をカーボンニュートラルにすることを計画しています。Audi Q8 e-tronが生産されるベルギーのブリュッセル工場では、既に工場で使用する電力を2012年にグリーン電力に切り替えており、工場敷地内に地域最大級の太陽光発電システムを設置することで、持続可能なエネルギーを供給しています。日本でも、お客様が電気自動車を検討しやすい環境作りを行うため、2023年は全国のアウディe-tron店に既に設置されている50基の50kW-90kW急速充電器を150kW急速充電器に置き換え、150kW急速充電器を全国合計で102基にすることで急速充電ネットワークを更に拡大します。
*中国を除きます。
Audi Q8 e-tron Roadshowを開催
今年夏以降の発売に先駆けて、3月4日より東京・大阪を起点として、Audi Q8 e-tron Roadshowを開催いたします。このイベントのために、日本仕様に先駆けて欧州仕様を空輸。いち早くAudi Q8 e-tron/ Sportback e-tronをご覧いただける機会となっております。
開催場所など詳しい情報は下記をご参照下さい。
https://www.audi.jp/e-tron/special/q8_e-tron_roadshow/
車両本体価格
モデル | 電気モーター | バッテリー容量 | 駆動方式 | ステアリング | 車両本体価格(税込) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Audi Q8 50 e-tron quattro S line | 電気モーターx2 250kW/664Nm |
95kWh | quattro | 右 | 10,990,000円 | ||||||
Audi Q8 55 e-tron quattro S line | 電気モーターx2 300kW/664Nm |
114kWh | quattro | 右 | 12,750,000円 | ||||||
Audi Q8 Sportback 55 e-tron quattro S line | 電気モーターx2 300kW/664Nm |
114kWh | quattro | 右 | 13,170,000円 |
*Sモデルは、第4四半期以降発表予定です。
新型 Audi Q8 e-tron / Q8 Sportback e-tronを発表
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