2022/12/22Company

新型Audi Q8 e-tron、ブリュッセル工場で生産開始(ドイツ本国発表資料)

  • 生産およびロジスティクス担当取締役 ウォーカー:「ブリュッセルは、製品ラインナップの電動化および全工場での持続可能な生産の推進において、先駆的な役割を果たしている」
  • 生産用の電気駆動モーターは、環境にやさしい鉄道輸送で、ハンガリーからブリュッセルまで輸送
  • ブリュッセル工場は2018年からカーボンニュートラルな生産を開始、戦略的環境プログラム、Mission:Zeroにおけるパイオニア的存在

(ドイツ本国発表資料)

2022年12月14日、ブリュッセル:12月14日、最初のAudi Q8 e-tronがブリュッセル工場からラインオフしました。これによりアウディ電動SUVラインナップの新しいフラッグシップモデルの時代が始まりました。この工場は、Audi e-tronの生産開始以来、持続可能な生産の模範となっています。2018年に販売が開始されて以来、このアウディ初の電気自動車は約16万台が納車されました。


AUDI AG生産およびロジスティクス担当取締役 ガード ウォーカーは、ブランドの新しいフラッグシップモデルの重要性を強調して、次のように述べています。「効率と航続距離が向上し、デザインがシャープになった新型Audi Q8 e-tronは、アウディが追求するeモビリティの姿を力強く表現しています」
ウォーカーはまた、持続可能な生産のパイオニアとして、ブリュッセル工場の重要性を強調しています。「ブリュッセルは、先駆的な役割を果たしてきました。私たちは、世界中で約16万台の車両を納車し、その経験から多くのことを学びました。次のステップとして、インゴルシュタットでのバッテリー生産で、この経験を活用します」。ブリュッセルのバッテリー組立工場は、グループ全体にとって極めて重要な役割を果たしています。

他の多くのブランドとは異なり、アウディは生産を徹底的に変革することに焦点を当てています。360factoryと呼ばれるこのコンセプトでは、未来の生産の姿を垣間見ることができます。ブリュッセルは、この革新的な工場コンセプトのいくつかの分野における模範となっています。アウディにとって、既存の工場への投資は、経済的、環境的、社会的な「持続可能性に対する行動」を意味しています。
ウォーカーは、次のように強調しています。「アウディは、資源を節約し、変革を加速させるための道筋を歩んでいます」ブリュッセルは、明確な目標に沿った従業員資格プログラムに関する貴重な知見を提供します。この件に関し、AUDI AG 人事および組織担当取締役 ザビエル ロスは、次のように述べています。「2018年以降、ブリュッセルで蓄積されてきた経験は、アウディグループ全体の様々な拠点で活用されます」。

アウディ ブリュッセル 最高経営責任者(CEO)フェルカー ジャーマンは、スタッフが果たした役割についても強調しています。「Audi Q8 e-tronの生産は、ただ単にインフラを整えれば良いというものではなく、何よりも、情熱的な従業員のチームが必要でした」

ブリュッセル拠点、持続可能な生産の模範
Audi Q8 e-tronは、認定を受けたネットカーボンニュートラル1車両としてヨーロッパおよび米国のお客様に納車されます。2025年から、全社的な環境プログラム、Mission:Zeroの一環として、すべてのアウディの工場における生産がカーボンニュートラルになります。2020年、ブリュッセル工場は、ベルギーのテクノロジー業界団体連盟Agoria(アゴリア)によって「未来の工場」の称号を授与されました。ブリュッセル工場は、すでに2018年にその基準を達成していました。Audi e-tronの生産が開始されて以来、ベルギーのブリュッセル工場は、プレミアムセグメントで世界初となるカーボンニュートラルな生産工場として認定されてきました。この拠点では、工場で使用する電力を2012年にグリーン電力に切り替えました。さらに、アウディ ブリュッセルは、10万7,000m2の工場敷地内に地域最大級の太陽光発電システムを設置しました。このシステムは、毎年約9,000 MWhの持続可能なエネルギーを供給します。これは、約9万台のAudi Q8 e-tronを充電するための電力に相当し、1,881トンの炭素排出量が削減されます。バッテリーセルを供給する企業は、生産に再生可能エネルギーのみを使用する義務が課せられています。生産用の電気モーターは、グリーン貨物によってハンガリーからブリュッセルまで輸送されます。2022年5月以降、アウディは約1,300kmの区間で鉄道輸送を利用しており、これにより年間約2,600トンのCO2排出量が削減されます。

AUDI AGは、2007年からベルギーの拠点を所有しています。アウディは、買収後にブリュッセル工場をリニューアルのあと、当時のアウディラインナップに新たに追加されたAudi A1を生産して、2018年には、Audi e-tronが誕生しました。2021年、アウディ ブリュッセルは4万3,866台の電気自動車を生産しました。2023年下半期以降、3,000人を超える従業員が、この工場でAudi Q4 e-tronを生産します。

効率を高めた新型Audi Q8 e-tron
新型Audi Q8 e-tronは、駆動コンセプトを最適化し、エアロダイナミクスを改善し、充電性能とバッテリー容量を向上させたことにより、一充電走行距離をSUVバージョンで最大582km、Sportbackで最大600kmに引き上げました(いずれもWLTPモード)。また、アウディは、Audi Q8 e-tronの一部のコンポーネントにリサイクル素材を使用しています。リサイクルプロセスによって回収されたこれらの素材を使用することにより、貴重な資源を節約すると同時に、効率的で持続可能なクローズド マテリアル サイクルが構築されます。


※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。


本資料に記載の装備、諸元データは、いずれもドイツで販売予定のもので、日本仕様とは異なります。

CO2排出量「正味ゼロ」関するアウディの解釈とは、あらゆる削減対策を採用した後で、アウディの製品や活動によって排出される、もしくはアウディのサプライチェーン、製造、リサイクルにおいて現段階では排出が避けられないCO2は、世界各地で実行する自主的プロジェクトで相殺するというものです。車両の使用段階で排出されるCO2、すなわちお客様へ納車された時点から発生する CO2排出量は考慮されていません。

記載されている電力消費量と排出量の値は、法律で定められた測定方法に従って測定されました。2017年9月1日以降、特定の新車の型式認証は、燃料消費量およびCO2排出量を測定するためのより現実的な試験手順である、Worldwide Harmonized Light Vehicles Test Procedure(WLTP)に従って実施されています。2018年9月1日以降、WLTPは徐々にNew European Driving Cycle(NEDC)の代わりに採用されてきました。WLTPテストサイクルでは、より現実的なテスト条件により、多くのケースで、電力消費量とCO2排出量の値は、NEDCに従って測定された値よりも正確なものとなります。WLTPとNEDCの違いに関する追加情報は、www.audi.de/wltpから入手可能です。
現時点で、NEDC値を公表することは、必須条件となっています。WLTPを使用して型式認証が行われた新車の場合、NEDC値はWLTP値から算出されます。WLTP値は、この数値の提供が必須条件となるまでは、任意で提供することができます。NEDC値が記載されている場合、それは特定の1台の車両の数値ではなく、また、正式な仕様の一部を構成するものでもありません。これらの数値は、様々な車両タイプ間の比較のみを目的として提供されています。
追加の装備やアクセサリーを装着すると(後付けパーツ、異なるタイヤサイズなど)、車重、転がり抵抗、空気抵抗などの車両パラメーターが変化し、車両の電力消費量、CO2排出量、パフォーマンス値に影響を及ぼす可能性があります。同様に、天候や交通状況、運転スタイルなども、これらの数値に影響を及ぼします。


新しい乗用車の公式燃料消費量と公式CO2排出量の詳細につきましては、「Guide on the fuel economy, CO2 emissions and power consumption of all new passenger car models(すべての新しい乗用車モデルの燃料消費量、CO2排出量、電力消費量に関するガイド)」を参照してください。このガイドは、すべてのディーラーおよびDAT Deutsche Automobil Treuhand GmbH, Helmuth-Hirth-Str. 1,73760 Ostfildern-Scharnhausen, Germany (www.dat.de)から無料で入手可能です。

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