- 社員に最大の柔軟性と選択の自由を与え、オフィス出勤日数規定を撤廃
- デスクシェアリング、工場におけるモダンな働く環境の創出、リモートワーク機器パッケージを含む近代化プログラムを提供
- 人事担当取締役 ハビエル ロス:「アウディは既に高い柔軟性を実現してきましたが、今後はリモートワークとオフィス勤務の長所を組み合わせることができるようになります」
(ドイツ本国発表資料)
2022年9月12日、インゴルシュタット/ネッカーズルム:アウディは、未来のハイブリッドワーキング(ハイブリッド型の就労スタイル)を推進しています。2022年10月1日、インゴルシュタットおよびネッカーズルムの拠点において「ハイブリッドワーキング」と呼ばれる合意が発効します。この合意は、社員に対してさらに柔軟性の高い働き方を提供します。社員は仕事をする場所を自由に選ぶことができ、オフィス出勤日数の規定もありません。デスクシェアリングの拡大、オフィスのデザイン見直し、リモートワークにおける快適性確保のためのコストサポートなどにより、リモートとオフィスの継ぎ目がなくなります。
アウディの社員は、マネージャーと相談のうえ、業務内容が許す範囲内でリモートワークとオフィス出勤日を個別に決めることができるようになります。これらの規則に厳格な条件はなく、これにより社員は、自分が決めた柔軟な方法で、人生と仕事に合った働きかたを見つける自由を得ることができます。
この新しい「ハイブリッドワーキング」合意は、2016年から採用され、大きな成果を上げてきた「モバイルワーキング」合意の発展型です。人事および組織担当取締役 ハビエル ロスは、次のように述べています。「アウディは既に高い柔軟性を実現してきましたが、今後はリモートワークとオフィス勤務の長所を組み合わせることができるようになります。私たちにとってこの新しい合意は、ハイブリッドワーキングの世界に向けた着実な一歩です。それは同時に、個人の責任と信頼を特徴とする企業文化の表れであり、この文化をさらに発展させて行きたいと考えています」
アウディ労使協議会議長のピーター モッシュ(インゴルシュタット)および副議長のライナー シルマー(ネッカーズルム)は、次のように強調しています。「ハイブリッドワーキングは、アウディの働きかたにおける新しい基準であり、新しい時代の到来を告げるものです。将来的にはアウディの全社員が、この制度の恩恵を受けることになるでしょう。一方、職種によりリモートワークができない社員のことも考えています。私たちは、会社と協力して、工場の労働条件を改善するために、新しいルームコンセプトと柔軟な就労モデルの開発に取り組んでいます」
チームに責任を与え、モチベーションと連帯感を向上
アウディは、ザンクトガレン大学と共同で、就労モデルの柔軟性を高めた場合の利点を科学的に分析するために、100を越える部署に勤務する1,500人以上の社員を調査しました。その結果、合意に基づいて仕事をするチームは、ハイブリッドワーキングに対する理解がより明確であることが判明しました。同時にそのようなチームでは、相互の信頼感や仕事に対する熱意が著しく顕著でした。アウディのダイバーシティマネジメント プロジェクトマネージャー カリーナ ベーレンツは、次のようにコメントしています。「連帯感とお互いに対する信頼感が高まり、視点の多様性と機会均等に対するプラスの効果も測定できました」
一方、オフィスで一緒に働くことは、企業文化における重要な側面でもあります。各個人が一緒に仕事をすることで連帯感が高まり、意見交換によって革新的なアイデアが生まれます。そこでアウディは、インゴルシュタットおよびネッカーズルムにおいて、ハイブリッドチームが協力して仕事をするために、技術およびスペースにおける環境改善を図っています。モダンなクリエティブスペース、ミーティングルーム、プロジェクトコーナー、コミュニケーションやネットワーキングあるいはコラボレーションのためのラウンジやミーティングエリアが、今後数年間で段階的に設置されてゆく予定です。この合意では、アウディの社員が自主的に参加できる、デスクシェアリングが特に重要視されています。参加する社員は、個人のワークステーションの代わりに、スペースを柔軟に共有します。仕事に必要な部屋やデスクは、デジタルツールを経由して簡単に予約できます。
ITおよび人間工学的オフィスのための機器パッケージ
アウディは、豊富な機器パッケージを提供し、ハイブリッドワーキングで協力しあう社員を支援します。デスクシェアリングに参加し、モバイル勤務ができる社員には「ITパッケージ」または「オフィス備品パッケージ」とともに、モバイル勤務を快適にするオフィス機器を購入するため、500ユーロ(2023年6月30日までの期限であれば750ユーロ)が支給されます。
「ハイブリッドワーキング」合意は、アウディ社員に最大の柔軟性を提供する「ベターノーマル」コンセプトの基本的な要素です。アウディで実践されている信頼と自己責任の文化は、ジョブシェアリング、パートタイムワーク、長期有給休暇といった、近年推奨されている就労モデルの基盤でもあります。
生産現場でもさらなる柔軟性を実現
また「ベターノーマル」は、仕事のサイクルが固定されている生産現場や、ハイブリッド型の就労が不可能な社員に対しても大きな進歩をもたらします。会社と労使協議会は、シフト制におけるより柔軟な働きかた、現場で過ごす時間をより快適にする新しいルームコンセプト、ケータリングのより多様な提供、アウディ デジタル ワールドへのより容易なアクセスなどの実現に取り組んでいます。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。