- 国際的な持続可能性会議の創設パートナーとして、幅広い洞察を提供
- ベルリン初の女性のためのHRフェスティバル「KOA22」を新設
- 都市部の急速充電ニーズに応える Audi charging hub、EVフラッグシップAudi e-tron GTを展示
- アウディ環境財団、共同プロジェクト第3段階をNunamと開始、e-rickshawの試乗機会を提供
- アウディの持続可能性に関する情報サイト Audi sustainability hub 公開
(ドイツ本国発表資料)
2022年6月22日、インゴルシュタット:「#TogetherWeChange」というスローガンの下、The GREENTECH FESTIVAL 2022「グリーンテック フェスティバル」が開催されます。グリーンイノベーション、インスピレーション、そしてアイデアのためのヨーロッパ最大のフェスティバルは、2022年6月22日から24日まで、ベルリンの旧テーゲル空港の敷地内で行われます。アウディはこの国際的な持続可能性会議の創設パートナーであり、今回も持続可能性プロジェクトにおける、幅広い洞察を提供しています。来場者はバリューチェーンの持続可能性を改善するためにアウディが開発し、実行しているテクノロジーやコンセプトについて学習することができます。同時に、今年の「グリーンテック フェスティバル」には「KOA22」と呼ばれる会議が追加されます。このベルリン初の女性向けHRフェスティバルでは、さまざまな業界の人材がネットワークに参加して意見を交換します。
新しい Audi Sustainability Hub では、アウディがすべての部門で持続可能性のコンセプトを統合する方法を明らかにします。この新しいサイトは、Audi MediaCenterで見ることができます。
「グリーンテック フェスティバル 2022」は、持続可能な未来のためのコンセプトを育みながら、持続可能な開発、気候、環境保護について話し合いたい人々にプラットフォームを提供します。アウディ以外にも、100を超える出展者がプレゼンテーションを行います。プログラムには、オープンフォーラム、パネルディスカッション、基調講演、ブートキャンプが含まれます。AUDI AG コーポレートストラテジー責任者 ジルヤ ピエは、次のように強調しています。「批評家を含むさまざまなステークホルダーと直接会話することは、私たちにとって非常に重要です。また、知識を交換したり、他の人々の革新的な持続可能性コンセプトを見たりすることによって、私たちも学ぶことができます」
このイベントのもう1つのハイライトは、持続可能性の向上に関するアイデアに熱心に取り組んでいる個人、団体、企業、スタートアップ、イノベーションを称える ”グリーン アワード” です。ドイツにおける プロダクト マーケティング責任者 リンダ クルツは、6月22日(木)に授与されるアワードの受賞者の1人です。「グリーンテック フェスティバル」は、サステナビリティ関連事業の起業家であるニコ ロズベルグと2人のエンジニア(マルコ フォイトとスヴェン クリューガー)によって設立されました。
サプライチェーンの持続可能性
2030年までに、アウディは車両固有のCO2排出量を、基準となる2018年に比べて40%削減することを目標にしています。その大きな目標を達成するためには、サプライチェーン上流のプロセスにさまざまな方法で介入する必要があります。アウディは、サプライチェーンで再生可能エネルギー、低炭素材料、二次材料を使用することにより、2021年に48万トン以上のCO2換算量(CO2e)を削減することに成功しました。*
アウディは、循環型経済戦略を推進するとともに、これまで以上に クローズド マテリアル サイクルを確立する活動に取り組んでいます。原材料は、使用されなくなった後、製造プロセスで再利用されます。その一例が車両のガラスです。パイロットプロジェクトでは、アウディとそのパートナーであるReiling Glas Recycling、Saint-Gobain Glass、Saint-Gobain Sekuritが、古い車両の廃棄したガラスをAudi Q4 e-tronの新しいウィンドウに再生しています。
カーボンニュートラルな生産拠点
Mission:Zero 環境プログラムは、持続可能な生産とロジスティクスに対するアウディのロードマップです。その最終的な目標は、2025年までにすべての生産拠点をカーボンニュートラルにすることです。アウディ ハンガリアは2020年にこの目標を達成し、アウディ ブリュッセルは2018年にプレミアムセグメントで世界初のカーボンニュートラルな大規模生産工場になりました。ネッカーズルム拠点では、Audi e-tron GTの組み立てがネットカーボンニュートラルな方法で行われています。「グリーンテック フェスティバル」の来場者は、会場内で行われる Audi driving experience を通じて、Audi e-tron GTを間近に体験することができます。さらに、ネッカーズルム工場では、水資源の節約にも取り組んでいます。この工場ではパイロット施設を使用して、使用済みの水を適切に処理した後に、生産現場に隣接する浄化施設からリサイクル利用する方法をテストしています。インゴルシュタット拠点では、2019年から処理済みの廃水を再利用しています。
Audi charging hub(アウディ チャージング ハブ)
アウディは、都市部における急速充電のニーズに応えるために、さまざまな都市に Audi charging hub を設置する計画を立てています。Audi charging hub は、高出力充電ポイントを備えた急速充電ステーションです。ここでは、使用済みのリチウムイオンバッテリーが、充電キューブと呼ばれる電力貯蔵システムとして機能します。これらのセカンドライフバッテリーは、解体されたアウディ開発テスト車両から取り外されたものです。アウディは、この取り組みによって、自宅で充電することができない都市部のドライバーに、手軽に利用できる急速充電ステーションを提供したいと考えています。
ニュルンベルクに設置された最初のパイロットステーションでは、数多くの肯定的なフィードバックが寄せられました。ニュルンベルクのステーションでは、2022年1月から4月末までの間に、約3,100回の充電が行われました。今年の後半には、チューリッヒにも Audi charging hub を設置する予定です。さらにその後は、ザルツブルクやベルリンにも設置される予定です。
アウディ環境財団プロジェクト
アウディ環境財団は、ドイツとインドを拠点とするスタートアップ企業 Nunam を含め、財団が資金を提供するプロジェクトのいくつかを紹介しています。この新しい非営利団体は、インドで3台のe-rickshaws(イーリキシャー)を走らせる予定です。これらの車両には、Audi e-tronの開発テスト車両から取り外されたセカンドライフ バッテリーから電力が供給されます。Nunam は、アウディのネッカーズルム拠点のトレーニングチームと共同で、3台のプロトタイプを開発しました。このe-rickshawsは、非営利団体によって使用され、インドの女性に安全な移動手段を提供しながら、rickshawsを使用したビジネスに参加できるようにします。
ブラジルでは、アウディ環境財団が、Audi do Brasilとともに、NGO Litro de Luz Brasil をサポートしています。アマゾン地域ではこれらのプロジェクトパートナーが、電気のない3つの村に太陽光で点灯するソーラーランタンを設置しています。これにより生活水準が向上し、夜間の安全性が向上しています。
アウディ環境財団とベルリン工科大学は、アーバンフィルターと呼ばれるプロジェクトで、道路排水用のスマートフィルターを開発しています。このフィルターは、タイヤカスをはじめとする環境に有害な粒子が、雨水とともに下水に流れ込むのを防止します。
アウディ環境財団と交流を希望する人は、6月23日の夕方に行われるプロギングイベントで、財団のスタッフと語り合う機会が提供されます。プロギングとは、ジョギングをしながら路上のごみを拾い集め、適切に廃棄する活動のことです。ベルリンを直接訪問できない人や、別の場所からログインしたい人は、誰でもバーチャルでこのジョギンググループに登録して参加することができます。
Audi sustainability hub(アウディ サステナビリティ ハブ)公開
「グリーンテック フェスティバル」だけでなく、一年中アクセス可能:アウディは、すべての部門で生態学的持続可能性、社会的責任、優れたガバナンスに関するESG基準を実施しています。新たに開設された Audi sustainability hub には、これらの情報がまとめて掲載されています。まだ開設されたばかりのこのサイトは Audi MediaCenter からアクセス可能です。
* 2021年、アウディのサプライチェーンは、48万トン以上のCO2eを削減しました。CO2e(CO2換算)は、さまざまな温室効果ガスの気候への影響を標準化するための測定単位です。温室効果ガスをCO2に換算します。2021年のアウディサプライチェーンにおけるCO2の削減は、特にHVバッテリーセルの生産にグリーンエネルギーを使用するとともに、アルミニウムに関連する材料を再利用することによって達成されました。これらのステップにより、2021年のアウディのサプライチェーンを確保しています。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
添付資料
- 00 -「アウディ環境財団:住みやすい未来のために協力する」
- 01 -「未来指向の目標設定:脱炭素化から循環型の生産まで」
- 02 -「アウディ、デューデリジェンス の責任を果たす:持続可能性要件をサプライチェーンにも適用」
- 03 -「循環型経済に対するアウディのビジョン」
- 04 -「電気自動車は本当に持続可能か?」
- 05 -「グリーン電力による充電:eモビリティをさらに持続可能なものにする方法は」
- 06 -「アウディにおけるインテグリティ - 誠実な企業とは」
- 07 -「アウディ - 世界各地のコミュニティにとって良き隣人」
- 08 -「電動化ロードマップ:電気自動車への明確なビジョン」
- 09 -「ヨーロッパのAudi e-tronを充電するグリーン電力を強化」
- 10 -「人を中心に考える」