- Audi Sport Team Phoenixが、伝統の耐久レース開催50回記念大会で総合優勝
- 23万人の大観衆が、ノルドシュライフェでスリリングなバトルを目撃
- 4台のAudi R8 LMSがトップ10入り、素晴らしいチームパフォーマンスを証明
(ドイツ本国発表資料)
2022年5月29日、ニュルブルクリンク/ノイブルク アン デア ドナウ:50回目となる記念すべきニュルブルクリンク24時間レースが、5月28日~29日に開催され、Audi R8 LMSで参戦したAudi Sport Team Phoenixロビン フラインス/ケルビン ファン デル リンデ/ドリス バンスール/フレデリック ヴェルビッシュ組が総合優勝しました。白熱したレースとなった今年の24時間レースでは、何度もトップのマシンが入れ替わり、レース終盤には降雨にも見舞われる大混戦となりました。今回の勝利により、アウディはこの10年で6回目の総合優勝を果たしました。
開催50回目を迎えた24時間レースは、すべてのモータースポーツファンにとって記念すべき祭典となりました。レースの大半は天候には恵まれたものの、レース終盤の降雨によりスリリングな展開となったこの耐久イベントには、23万人ものファンがニュルブルクリンクに戻ってきました。アウディは、このレースで総合優勝を果たし、さらに3台のAudi R8 LMSマシンがトップ10でフィニッシュしました。Audi Sport customer racing統括責任者のクリス ラインケは、次のように述べています。「Audi Sport Team Phoenixを祝福したいと思います。この勝利には特別な意味があります。レース終盤の数時間は、降雨により、サーキットを走行しているドライバーだけでなく、ピットのメカニック、エンジニア、ストラテジストも、状況の変化に対応するために全神経を集中する必要がありました。今年はファンの方々も、再びサーキットを訪れることができるようになり、レースウィークエンド全体が一つの大きな祭典となりました。このレースで成功を収めることができたことは、大きな価値があります」
長い伝統を誇る今年の24時間レースは、24時間全編に及ぶスプリントレースとなりました。これは、優勝したマシンが走行した159周という総距離に表れています。優勝マシン15号車のAudi R8 LMSは、2014年にアウディが達成した走行距離記録に並びました。4人のドライバーは、22番グリッドからレースをスタートし、一度もペナルティを受けることなく、大きなタイムロスを回避しながら、24時間を走り切りました。レース終盤には、サーキットのいくつかのポイントで激しい雨となりましたが、チームはタイヤの選択に正しい決定を下しました。ファン デル リンデ、バンスール、ヴェルビッシュにとって、24時間レースをアウディで制したのは2回目となり、フラインスにとっては今回が初勝利となりました。アーンスト モーザー率いるTeam Phoenixは、アウディのマシンで4度目の総合優勝を果たしました。
Audi Sport GmbHマネージングディレクター兼アウディ モータースポーツ部門責任者のユリウス シーバッハは、次のように述べています。「チームスタッフ全員を祝福したいと思います。この勝利により、チームは再び力強いパフォーマンスを証明しました。新しいレースカー Audi R8 LMS GT3 evo IIは、強豪マシンがひしめく中で、絶対的な戦闘力を秘めていることを示しました」
今回の耐久レースでは、他のAudi R8 LMSも素晴らしい成績を収めました。クリストファー ハーゼ/ニコ ミュラー/パトリック ニーダーハウザー/レネ ラスト組の22号車は表彰台こそ逃したものの、4位でフィニッシュしました。Audi Sport Team Car Collectionから参戦したこのカルテットは、2列目からレースをスタートし、長時間にわたってトップ争いを繰り広げました。しかし、2回のペナルティにより、レース終盤の数時間で優勝争いから後退してしまいました。
さらに他の2台のAudi R8 LMSもトップ10入りを果たしました。Scherer Sport Team Phoenixのミケーレ ベレッタ/クバ ギエルマジアック/キム-ルイス シュラム/マルクス ヴィンケルホック組の16号車は5位でチェッカーを受けました。Lionspeed by Car Collection Motorsport teamから参戦したマティア ドルディ/パトリック コルブ/クリストファー ミース/パトリック ニーダーハウザー組の24号車は、6位でフィニッシュラインを通過しました。
Lionspeed by Car Collection Motorsport teamのデニス フェッツァー/クラウス コッチ/デニス マーシャル/サイモン レイチャー組の23号車は13位となりました。Scherer Sport Team Phoenixのリカルド フェラー/ケルビン ファン デル リンデ/ヴィンセント コルブ/フランク スティップラー組の5号車は、ファン デル リンデが夜間に走行中、周回遅れのマシンをパスする際に接触して、今回参戦した7台のAudi R8 LMS中、唯一のリタイアとなりました。
Pro-Amクラスに参戦したTwin Busch by équipe vitesse teamのエリア アーハート/ミハエル ハイムリッヒ/ピエール カッファー/アルノ クラーゼン組の11号車は、総合14位でフィニッシュしました。
激しい戦いが繰り広げられたTCRクラスには、Max Kruse Racing teamからAudi RS 3 LMSが参戦しましたが、アクシデントによりリタイアを余儀なくされました。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
関連リンク:フォトギャラリー