- SUPER GT、スーパー耐久、TCRジャパンに参戦する5チーム、5台をサポート
- 本山 哲選手率いるMOTOYAMA Racing with Team LeMansはSUPER GTに継続参戦
- Team Hitotsuyamaは、新たにAudi R8 LMS GT4でスーパー耐久にシリーズ参戦
アウディ ジャパン(東京都品川区:ブランド ディレクター マティアス シェーパース)は、2022年度のAudi Sport customer racingチーム体制を発表致します。
Audi Sportのファクトリーモータースポーツ活動は、2022年より新たに新型の電動車を用いたダカールラリープログラムを開始しています。今年1月に行われたダカール・ラリーに参戦した3台のAudi RS Q e-tronは、24,000kmに及ぶ世界で最も過酷なオフロードラリーを走破した初の電動車として、新時代を切り開きました。そして3月に行われたFIA世界ラリーレイド選手権の第2ラウンド、アブダビデザートチャレンジでは、初優勝を達成。電動パワートレインと高電圧バッテリーを組み合わせたAudi RS Q e-tronは、気温は日陰でも40度を越え、路面は柔らかな砂地で走行抵抗が大きく、冷却システムにも高負荷の砂漠のラリーを制した世界初の電動車としてモータースポーツの歴史に名を刻みました。
また2021年シーズンのカスタマーレーシング活動としては、世界中の顧客へAudi R8 LMS GT2、GT3、そしてGT4の3バージョンとAudi RS 3 LMS TCRツーリングカーの販売およびサービスを提供し、国内外のさまざまなカテゴリーで合計62個のタイトルを獲得しました。2022年シーズンは、1月のドバイ24時間レースでGT3スポーツカーのAudi R8 LMSが1-2フィニッシュを収め、幸先の良いスタートを切りました。
今年度2022年、アウディ ジャパンはAudi Sport customer racingプログラムにより、SUPER GT GT300クラスにAudi R8 LMSで参戦する1チーム1台、スーパー耐久シリーズST-ZクラスにAudi R8 LMS GT4で参戦する2チーム2台、TCRジャパンシリーズに Audi RS 3 LMSで参戦する2チーム2台、の合計5チーム5台のカスタマーチームをサポートします。
SUPER GT(GT300:GT3)
昨シーズン、GT500やスーパーフォーミュラで活躍してきたチームルマンとSUPER GT GT500クラスで 3度のタイトルを奪取、そしてフォーミュラ・ニッポン選手権では 27勝、4度のタイトルを獲得し、歴代1位の記録を誇る本山 哲選手とのジョイントプロジェクトTeam LeMans with MOTOYAMA Racingが、Audi R8 LMSを擁しSUPER GT GT300クラスへの参戦を開始しました。今シーズンはAudi R8 LMSに、新たに昨年欧州で実戦投入が始まった改良バージョン、エボリューションIIのパーツを組み込み、空力、エンジン特性、エアコン、トラクションコントロールなどのアップデイトが図られています。またチーム名を、昨年以上に積極的な立場でエンジニアリングを含めたチーム運営に携わっていく本山 哲選手の名前を前面に押し出すかたちで、「MOTOYAMA Racing with Team LeMans」へと変更。ドライバーラインアップは昨年同様、Aドライバーは本山 哲選手、Bドライバーはフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップなどでも活躍する片山 義章選手が努めます。マシンのカラーリングは鮮やかなブルーを基調としたもので、引き続きヨコハマタイヤを採用しています。
スーパー耐久(ST-Z:GT4)
2017年からスーパー耐久シリーズに新設された ST-Zクラスは、GT3とTCRのあいだを埋めるGT4マシンによって争われます。Audi R8 LMS GT4は、市販車のAudi R8 Coupéと60%以上の構成部品を共有しており、速さはもちろん安全性、耐久性、整備性が高く、コストパフォーマンスに優れています。今シーズンの ST-Zクラスには、3シーズン目を迎えるAudi Team AS Sportが、24時間レースを含むスーパー耐久シリーズを戦います。また昨年までSUPER GT GT300クラスで活躍していたAudi Team Hitotsuyamaが戦いの場を移し、スーパー耐久シリーズへの参戦を開始します。両チーム共に、6月3〜5日に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久シリーズ2022第2戦「富士SUPER TEC 24時間」レースから参戦を予定しています。
TCR ジャパン(TCR)
TCRシリーズは、4ドアまたは 5ドアで、2リッター以下のターボエンジンを搭載した前輪駆動車によるレースです。欧州で2015年に創設されて以来、世界各地で人気を博しており、2022年は国内で6戦が予定されています。Audi RS 3 LMSを擁し参戦するのは、バースレーシングプロジェクト(BRP)と、TEAM MOTOYAMAの2チームの予定です。BRPは、新型Audi RS 3 LMS Gen2を導入、参戦します。
アウディ ジャパンは 2016年来、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備してレースに参戦するカスタマーチームをサポートしています。今年も専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約3,100アイテム、約11,000点の部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えて、SUPER GT、スーパー耐久、およびTCRジャパンに参戦するチームと共にサーキットを転戦します。
また、Audi driving experienceプログラムの一環として、アウディオーナーが実際のレースへの参戦権が得られるRace experienceをはじめ、女性ドライバー専用の運転トレーニングプログラムAudi women’s driving experienceなど、数々のプログラムをさらに充実させてまいります。こうしたAudi Sportの様々な活動、RSモデルを通じて、アウディならびにAudi Sportの認知の向上、イメージの強化を図ってまいります。
Audi Sport customer racing team 2022 参戦体制(敬称略)(2022年6月3日更新)
SUPER GT(GT300:GT3)
#6 / Team LeMans / Team LeMans Audi R8 LMS
A:片山 義章、B:R.メルヒ・ムンタン、C: 川端 伸太朗
※チーム体制を変更しています。
スーパー耐久(ST-Z:GT4)
#505 / Audi Team AS Sport / RED SEED Audi R8 LMS GT4
A:岡本 武之 、B:加賀美 綾佑、C: 田ヶ原 章蔵、D:木村 貴洋、E:西村 元希、F:藤原 能成
#21 / Audi Team Hitotsuyama / Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4
A:本多 秀朗、B:宮田 莉朋、C:神 晴也、D:阿野 雄紀、E:藤井 優紀
TCR ジャパン(TCR)
#17 / バースレーシングプロジェクト【BRP】/ BRP Audi Mie RS 3 LMS Gen2
鈴木 建自
#24 / TEAM MOTOYAMA / Audi RS 3 LMS SEQ
滝川 聡