2021/10/06Press Releases

アウディ、「CADAN ROPPONGI presented by Audi」を開催

  • 新進気鋭の日本の現代アーティスト10名の作品を展示・販売する現代アートギャラリー
  • 大山 エンリコ イサム氏とコラボレーションしたアウディの電気自動車Audi e-tron GTを展示
  • 一般公開10月22日(金)~11月3日(水・祝)まで、六本木ヒルズカフェにて開催

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:マティアス シェーパース)は、2021年10月22日(金)から11月3日(水・祝)まで、六本木ヒルズ内の六本木ヒルズカフェにて、現代アーティスト10名の作品を展示及び販売をする期間限定のアートギャラリー「CADAN ROPPONGI presented by Audi 」を開催します。


「CADAN ROPPONGI presented by Audi」(カダン ロッポンギ プレゼンテッド バイ アウディ)は、日本の現代美術シーンを牽引する一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)、そして株式会社MAGUS(マグアス)両社協力のもとで実現する、これまでにない本格的な現代アートギャラリーです。
本ギャラリーでは、今井 俊介、大野 智史、大山 エンリコ イサム、川人 綾、小林 優平、SHIMURAbros、二艘木 洋行、藤崎 了一、前田 沙希、ユアサ エボシ 各氏10名の、CADAN所属ギャラリーが推薦する新進気鋭アーティストによる作品を展示・販売します。

会場には大山 エンリコ イサム氏とコラボレーションし、オリジナルラッピングを施したアウディ最新のフラッグシップ電気自動車 Audi e-tron GTや、アウディのデザインヘリテイジ、初代Audi TT Coupéを展示します。

アウディはVorsprung durch Technik(技術による先進)をスローガンに掲げ、高性能で高品質な車を生み出していますが、そのアウディブランドの骨格を成す大切なDNAにデザインがあります。色褪せることのないタイムレスな美しさこそアウディのデザイン哲学であり、美しいアートそしてデザインは、私たちの日常を豊かにする非常に重要な要素の一つであると考えています。

日本では多くの方々が美術館などでアートに触れる機会が多い一方、欧米に比べるとアートを所有するというライフスタイルを楽しむ方は多くありません。そこで、本ギャラリーではより多くの方々に、アウディのデザインにも触れていただきながら、現代アーティストの作品を鑑賞するだけでなく、ギャラリー形式により気に入っていただいた作品をご購入いただけるような機会を設けています。

アウディではこのような機会を通して、今後も日本のアートシーンをサポートしてまいります。


「CADAN ROPPONGI presented by Audi」概要
開催場所 : 六本木ヒルズ Hills Café / Space (六本木ヒルズ内:ヒルサイド 2F)
住  所 : 東京都港区六本木6-10-1
開催日程 : 一般公開2021年10月22日(金)- 11月3日(水・祝)
営業時間 : 11:00 - 21:00(最終入場 20:30)
       ※イベント実施日は17:30 - 20:00はクローズいたします。
       ※営業時間につきましては、社会情勢や感染状況により変更させていただく可能性がございます。
        その際は以下特設サイトにて改めてお知らせいたします。
U R L : https://www.audi.jp/progress/art/cadan_roppongi/


■ 参加アーティスト ※五十音順 / 敬称略
今井 俊介(Shunsuke Imai)
1978年、福井県生まれ。東京都在住。絵画の基本的要素である形、色、空間への探求を元に作品を制作。作品を通して「観る」ことの根本的な意味を提示する。近年は国内外の美術館の展示に多数参加するとともに、ファッションブランドとのコラボレーションなど、絵画の枠にとらわれず活動の幅を広げている。

大野 智史(Satoshi Ohno)
1980年、岐阜県生まれ。2004年に東京造形大学卒業。山梨県富士山麓にアトリエを構え、原生林の中で自らの感覚を研ぎすましながら、自然と人工の対峙と融合、そして時間を探求する絵画制作を行っている。主な個展にPrism Violet」(ホノルル現代美術館、2007年)、グループ展に「リアル・ジャパネスク 世界の中の日本現代美術」(国立国際美術館、2012年)など。主な収蔵先にビクトリア国立美術館、原美術館、国立国際美術館などがある。

大山 エンリコ イサム(Enrico Isamu Oyama)
1983年、東京都生まれ。エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモチーフ「クイックターン・ストラクチャー」を起点にメディアを横断する表現を展開し、現代美術の領域で注目される。2007年に慶應義塾大学環境情報学部卒業、2009年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。2011〜12年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨークに滞在以降、ブルックリンにスタジオを構えて制作。2020年には東京にもスタジオを開設し、二都市で並行して制作を行う。

川人 綾(Aya Kawato)
1988年、奈良県生まれ。京都府在住。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現修士課程、博士後期課程修了。幼少より神経科学を身近に意識しながら育ち、染織を学んだ背景を強みに、主にグリッド状のペインティングを制作する。2019年には、ロンシャン ラ メゾン銀座において、壁面全体を使用した大胆なインスタレーションも手がけた。近年の主な個展に「Controlled / Uncontrolled」(Pierre-Yves Caër Gallery、パリ、2019年)、「織(Ori)Scopic」(イムラアートギャラリー、京都、2021年)など。

小林 優平(Yuhei Kobayashi)
1990年生まれ。東京都在住。写真や版画などの印刷メディアをメインに使用し、日本独自の文脈における写真芸術の歴史について、ロウカルチャーの引用を交えながら表現している。主な展覧会に「Lavender Opener Chair」(2021年)、「Mumei」(2020年)、「NADA Miami 2018」などがある。

SHIMURAbros
ユカ(1976年生まれ)とケンタロウ(1979年生まれ)による姉弟ユニット。 平成21年度文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞。以降、カンヌ及びベルリン国際映画祭での上映をはじめ、国内外の美術館で展示を行い、近年では恵比寿映像祭への出品や、NTU CCA Singaporeのレジデンスプログラム参加など、活動の場を広げている。2017年には『ArtReview Asia』誌の「A Future Greats」に選出。平成26年度ポーラ美術振興財団在外研究助成を得て拠点をベルリンに移し、現在はオラファー・エリアソンのスタジオに研究員として在籍し活動する。

二艘木 洋行(Hiroyuki Nisougi)
1983年、山口県生まれ。神奈川県在住。中解像度(1辺が500〜1000ピクセル程度)のペイントツール(お絵描き掲示板)とペンや油彩、スプレーなどの画材を探索的に駆使することで、ひとつの平面上に新たな視覚的クオリティーを描き出す。イメージを構成する描線や筆触などの一つ一つの要素に対して、デジタルの描画プロセスに人為的なエラーや偶然性を呼び込み、あるいは逆に油彩の描写にデジタルネイティブの手技を代入することで、平面の内部にコンポジションの構成と綻びが複層的に現れる。

藤崎 了一(Ryoichi Fujisaki)
1975年、大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。素材への深い知識と好奇心に自身の「身体性」と素材のもたらす「現象」という要素を掛け合わせることで、既知の素材を一気に飛躍させた表現へと昇華させる作品を発表。立体・写真・映像など、幅広いメディウムを用いて展開。2020年にEmerging Photographer of the Year Awardファイナリスト受賞(英国)、sanwacompany Art Award / Art in The Houseファイナリスト受賞など、国内外で注目を集める。

前田 沙希(Saki Maeda)
1993年、福井県生まれ。2015年京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。個展に2017年「DUAL BLUE」(GALLERY TOMO ITALY, MAG/イタリア)、2021年「convergence-boundary」(Artist-in-Residence賀茂なす/京都)等。日常の中で感じ取る物事の相対性や対比を、ペインティングナイフのみを利用して、トライアングルのフォルムに表現する。

ユアサ エボシ(Yuasa Eboshi)
1983年、千葉県生まれ。千葉県在住。2005年に東洋大学経済学部卒業。大学卒業後に就職した金融関係の会社が倒産、その後画家になることを決意し美術学校に進学する。大正生まれの架空の三流画家、ユアサ ヱボシ(1924〜1987年)に擬態し、当時のシュルレアリスムの雰囲気をたたえた作品を制作。この架空の作家の人生を巧妙に組み立て、そこに作品を当てはめていく創作を行う。主な展覧会に、still life 静物」(ギャラリー小柳、2021年)などがある。主な受賞に2018年第10回絹谷幸二賞など。


■「CADAN ROPPONGI presented by Audi」監修 小林 健(KKAO株式会社代表取締役)コメント
本ギャラリーは、プレミアムモビリティを謳うドイツ屈指のカーブランドであるアウディと、日本現代美術シーンを牽引する主要ギャラリーが集う一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)との協業によって開催されます。 “Vorsprung durch Technik(技術による先進)”をブランドコンセプトに掲げるアウディですが、それは人並外れた手技と思考による表現の先進を追求する現代美術の理念にも通底します。アウディではこれまでも音楽や美術、デザインなどの諸領域との創造的な関わりを続けてきました。さまざまな文化、産業、学術の多様性が交錯する地点には常に新たな創造性が生まれるのだという、強い信念が基底に流れていることを感じさせます。CADANは単なる業界の互助団体にとどまらず、これまでにないギャラリー間の多角的な活動域を睨むものであり、日本における現代美術をはじめとした文化芸術全般の社会的意義を高める目的で組織されています。それを可能にするだけの紛れもなく現代日本の最先端のギャラリーが集っており、各ギャラリーが取り扱うアーティストたちも世界標準の作品を生み出し続けています。アウディとCADAN、時代の先端を担う両者がそれぞれの領域を重ねることに本展覧会の最も重要な意義があります。

本ギャラリーは、来るべきサステイナブルな未来を見据えた、アウディの新たなるフラッグシップ電気自動車 Audi e-tron GTとともに公開されます。展覧会の導入を彩るのは大山エンリコイサムとAudi e-tron GTのコラボレーションであり、大山による躍動的な描画が車体全面に施されます。続く展示室内には、10名の作家による作品が並びます。各ギャラリーから50作品を超えるご推挙を頂いた中から、日本の現代美術の現在と未来を担う45歳以下の作家であること、そしてアウディのコンセプトと響き合う要素があること、以上を選定基準として、度重なる議論の末に10作品を選出しました。

本ギャラリーの監修を拝命するにあたって、積極的に展覧会を意味付けていくキュラトリアルな視点よりも、選ばれた各作品を正しく理解し、アウディと現代美術との競演について美術的な観点から一本の道筋を探り出すことが私に課せられた役割であろうと考えました。そこで、展示概要を兼ねる本稿の表題には、とある著名なSF小説 のタイトルを模して、「Do Artifacts Dream of Electric Sheep?」と銘打ちました。科学技術が発展した最果ての物語で、人と人工物(アンドロイド)の区分をいかに別つのか?という近い将来にも現実に起こりそうな命題について著したものです。いかに人智を超えたものに見えたとしても、世に存在する自然物以外の全ては紛れもなく人々の手によって作り出されたものです。では、美術作品は、ここでは最先端技術の顕現でもある自動車もまたしかりですが、人類が先進を追求した果てにいったいどこまでの存在になり得るでしょうか。その未来ある夢想を喚起する展覧会となっていれば幸いです。


■ 一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)について
現代美術の発展に寄与することを目的に、2015年7月に一般社団法人として「CADAN」が発足。6年目を迎えた現在は、東京、高崎、名古屋、大阪、神戸、京都の現代美術を扱う50軒のギャラリーが加盟(設立10年以上が正会員、設立3年以上が準会員)。CADANは徐々に活動の幅を広げ、昨年はメンバー有志38軒が参加した展覧会を主催し、CADAN ART CHANNELを開設、7月には有楽町ビル内にギャラリースペース「CADAN有楽町」をオープン。アートファンはもちろん、近隣で働く方々に様々なギャラリーの存在と同時代を生きる作家の作品を知っていただき、より身近な美術体験を提供している。また、税制をはじめ、日本におけるアートの普及のために解決していかなければならない課題を行政に提言したり、アーティストや美術市場におけるさまざまな動向や問題意識をメンバー間で共有する活動も行い、企業や行政との協働を通して、現代アートの最先端を発信している。

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