- ケルビン ファン デル リンデ/ドリス バンスール/チャールズ ウェーツ組が2位
- アウディはインターコンチネンタルGTチャレンジのマニュファクチャラーランキングをリード
- スパレース開催100周年デザインの4台のAudi R8 LMSが大きな注目を集める
(ドイツ本国発表資料)
2021年8月1日、スパ/ノイブルク アン デア ドナウ:スパ24時間レースがベルギーのスパフランコルシャンサーキットで開催され、Audi Sport customer racingが大きな感動を呼び起こしました。この世界最大のGT3レースには、スパにおけるレース開催100周年を記念した特別なカラーリングを纏った4台のAudi R8 LMSが投入されました。スタート前、勝利はほぼ不可能と思われた32号車は、決勝レースで素晴らしい追い上げを見せて優勝争いを展開。アウディブランドに多くの注目と共感を集めました。Audi Sport Team WRTの32号車は、予選でのレッドフラッグにより、ポテンシャルを発揮することができず、すべてのチャンスを奪われていました。そのため、ファン デル リンデ/バンスール/ウェーツ組は、絶望的な状況からレースをスタートしました。しかし、最終的に、彼らはトップとわずか3.9秒で2位表彰台を獲得しました。
予選では、2回のレッドフラッグが出されたため、ベルギー人ドライバーのドリス バンスールは周回を完了することができず、上位のグリッドを確保するチャンスを失ってしまいました。その結果、彼は、チームメイトのケルビン ファン デル リンデとチャールズ ウェーツとともに、最後尾から3番目となる54番グリッドからスタートしました。しかし、レース開始2時間後に降り始めた豪雨の中、32号車のドライバートリオは、怒涛の反撃を開始。4時間後には、この3人のAudi Sportドライバーは、総合4位までポジションを挽回していました。さらにレース終盤には、フェラーリと壮絶な優勝争いを繰り広げました。レース終了52分前、Audi Sport Team WRTは、再び雨が降り始める直前に、レインタイヤに履き替える決断を下しました。雨が降り始めたとき、トップを走行中のフェラーリが再度ピットインしてレインタイヤを装着する必要がありましたが、その時点でドリス バンスールはすでに正しいタイヤを履いていました。しかし、セーフティカーによってギャップが再び大幅に縮小したことにより、バンスールは残り3周で再びフェラーリに首位の座を明け渡すことになりました。Audi Sport customer racing統括責任者のクリス ラインケは、次のように述べています。「今日のレースのフィナーレは、まさに息を呑むような展開となりました。Audi Sportドライバーであるケルビン、ドリス、チャールズはAudi Sport Team WRTとともに素晴らしいレースを展開しました。1年前はわずか4.6秒差で勝利を逃しましたが、今年はその差がさらに縮まりました」
レース結果を見ると、58台が参戦した今回のレースでは、7つのメーカーがトップ10に入りましたが、アウディは、ほぼすべてのチームが上位でフィニッシュしています。2位に入った32号車に加えて、他の3台のAudi R8 LMSがトップ10フィニッシュを果たしました。
ロビン フラインス/デニス リンド/ニコ ミュラーによるAudi Sport Team WRTの37号車は、小さなトラブルによってタイムをロスすることになりました。デニス リンドは、燃料不足によって夜間にピットストップを強いられ、ニコ ミュラーは、パンクによってリズムを崩してしまいました。さらにレース終盤にはドライブスルーペナルティを受けたものの、チームは4位でフィニッシュラインを通過しました。
Audi Sport Team Saintélocは、6位でレースを終了しました。2017年にフランスのチームから参戦して優勝したクリストファー ハーゼとマルクス ヴィンケルホックは、今回のレースでパトリック ニーダーハウザーとトリオを組みました。しかし、夜間のドライブスルーペナルティにより、優勝争いに絡むことはできませんでした。Audi Sport Team Attemptoは、Audi Sport Team WRTと同様に、素晴らしい追い上げを見せました。彼らは、レース開始から2時間目に、雨の中でスリックタイヤを装着するという賭けに出ましたが、それが裏目に出て、クリストファー ミースは52番手までポジションを落としてしまいました。しかし、マティア ドルディとデニス マーシャルが、その後の22時間で素晴らしい巻き返しを見せ、9位でフィニッシュしました。
今回のレースでは、Audi Sportがサポートする4台のGTスポーツカーに加えて、プライベートチームから5台のAudi R8 LMSが参戦し、そのうち4台もフィニッシュラインを通過しました。なかでも、Attempto Racingのパフォーマンスは目を見張るものがありました。アレックス アカ/マックス ホーファー/ファビアン ラヴェルニュ組は、シルバーカップクラスにおいて17チーム中4位、総合でも15位に入り、経験豊富なPro-Amチームよりも上位でフィニッシュしました。Team WRTは、シルバーカップで6位と富田 竜一郎選手が予選でのクラッシュ修復、シルバーカップ予選16位からの決勝参戦にもかかわらず8位完走。Saintéloc Racingは10位でチェッカーを受けました。
ヨーロッパとオーストラリアの多くのカスタマーチームは、今後数週間で熾烈なタイトル争いを展開します。Audi Sport customer racingは、10月15日~17日にインターコンチネンタルGTチャレンジの第2ラウンドとして開催される、インディアナポリス8時間レースに参戦します。インターコンチネンタルGTチャレンジでは、アウディは、フェラーリに15ポイント差をつけて、マニュファクチャラーランキングをリードしています。
アウディブランドは、2016年から2018年の間に、この世界唯一のGT3レーシングシリーズで5つのタイトルを獲得しました。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
アウディ、スパ24時間レースで総合2位表彰台を獲得 54番グリッドから追い上げてトップと3.9秒差でフィニッシュ(ドイツ本国発表資料)
Copyright: Ferdi Kräling Motorsport-Bild GmbH
アウディ、スパ24時間レースで総合2位表彰台を獲得 54番グリッドから追い上げてトップと3.9秒差でフィニッシュ(ドイツ本国発表資料)
Copyright: Ferdi Kräling Motorsport-Bild GmbH
アウディ、スパ24時間レースで総合2位表彰台を獲得 54番グリッドから追い上げてトップと3.9秒差でフィニッシュ(ドイツ本国発表資料)
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アウディ、スパ24時間レースで総合2位表彰台を獲得 54番グリッドから追い上げてトップと3.9秒差でフィニッシュ(ドイツ本国発表資料)
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