- 2026年以降に世界市場に導入するニューモデルは、そのすべてが電気自動車となる
- アウディは2033年までに内燃エンジンの生産を段階的に終了
- アウディCEOドゥスマンが「Climate Neutrality Foundation」(気候ニュートラル財団)会議に出席:「アウディは電動化の時代に向けて、断固たる決意で大きく前進する準備ができている」
(ドイツ本国発表資料)
2021年6月22日、インゴルシュタット:内燃エンジンを搭載するアウディ最後のニューモデルの生産は、いまから4年後に開始されます。2026年以降、アウディブランドが世界市場に導入するニューモデルは、そのすべてが電気自動車となります。戦略的事業再編の一環として、アウディはeモビリティへの移行を加速し、2033年までに内燃エンジン搭載車の生産を段階的に終了する予定です。アウディは、遅くとも2050年までにCO2排出量を正味ゼロにすることを目指しています。
ドゥスマンは、次のように続けています。「私たちの強みである革新的な技術をもって、アウディは持続可能でカーボンニュートラルなパーソナルモビリティを提供します。これは、規制によって訪れる変化ではありません。私たちは、テクノロジーとイノベーションによってこれを達成できると確信しています」 アウディにおける内燃エンジン生産終了の具体的なタイミングは、最終的にはお客様の意向および法律の要件に従って決定されます。アウディは、2033年以降も中国でのエンジン車の需要は続くと予想しています。そのため、中国では、現地で生産された内燃エンジン搭載車が供給される可能性があります。同時に、アウディは電気自動車のモデルラインナップを大幅に拡大します。アウディは今年、新型e-tron GT、RS e-tron GT、Q4 e-tron、Q4 Sportback e-tronを発表しましたが、これは、新たに発表された内燃エンジン搭載車の数を上回っています。2025年までに、アウディブランドは、20以上の電気自動車をラインナップすることを目指しています。ドゥスマンは、次のように述べています。「このロードマップによって、私たちは、電動化の時代に断固たる決意をもって移行するための道筋を明確にし、アウディは用意ができていることを表明します」
充電インフラの拡充および再生可能エネルギー源による電力供給の強化も、eモビリティの拡大と社会への浸透にとって重要な要素です。そのため、アウディは、両方の分野に積極的に関わっています。たとえば、ほんの数週間前、アウディは、充電ステーションの予約システムと待合ラウンジを備えた独自のプレミアム充電ソリューション、アウディ チャージング ハブのパイロットプロジェクトを発表しました。さらに、再生可能エネルギー源の拡大を促進するため、電力会社と提携しています。
その一方で、アウディは内燃エンジンの開発にも全力を尽くしており、最終的な生産終了に至るまで、既存の世代をさらに改善して、お客様に大きなメリットをもたらすべく、より高い効率を達成することを目標としています。ドゥスマンは、次のようにコメントしています。「その結果、アウディ最後の内燃エンジンは、過去最高のものになることを断言できます」