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2020/08/14Motorsport

アウディ、フォーミュラE第10戦でレネ ラストが初の表彰台

  • DTMチャンピオンのラストが、最終ラップで劇的なオーバーテイクを演じて3位フィニッシュ
  • アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racingのロビン フラインスが2位表彰台を獲得

2020年8月12日 ベルリン:電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第10戦がベルリンで開催されました。「ベルリン6連戦」の5戦目となるこのレースで、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のレネ ラストが、フィニッシュ直前に劇的なオーバーテイクを演じて、フォーミュラE参戦5戦目にして初の表彰台を獲得しました。


ドイツツーリングカー選手権(DTM)で2度チャンピオンになっているラストの素晴らしい学習能力が証明されました。8月9日に開催された第9戦では結果を残すことができなかったものの、ベルリンのテンペルホーフ空港に設営され、コースの距離が延長された今回のレースで、ラストはあらゆる側面で才能を開花させました。ラストはグループ予選でファステストラップを記録して、追加のポイントを獲得。決勝レースでは、インテリジェントなレース戦略でAudi e-tron FE06の高いエネルギー効率を最大限に引き出し、最終ラップでは、アンドレ ロッテラーのポルシェを果敢に攻めてオーバーテイクすることに成功しました。

ラストは、次のようにコメントしています。「最終ラップでは、アンドレよりも私の方が、0.5%エネルギーが勝っていたとチームに言われました。彼は問題を抱えているように見えたので、全力でアタックしました」ロッテラーは、ポジションを必死で守ろうとしたために、何度か接触があったものの、最終的にはラストが競り勝ちました。ラストは、次のように続けています。「わずかな接触はあったと思います。しかし、これまでの数戦で、これがフォーミュラEの走り方だと学んだのです。初めて表彰台を獲得することができて、本当に嬉しく思っています」

チームメイトのルーカス ディ グラッシは、今回のレースではポイントを獲得することはできませんでしたが、最終戦の結果によっては、チャンピオンシップで2位になれる可能性を残しています。ディ グラッシは、今シーズンのチャンピオンを既に確定しているアントニオ フェリックス ダ コスタと衝突したことが原因で、タイヤがパンクしてしまいました。それでも、ピットに戻ってレースに復帰したディ グラッシは、レースでファステストラップを記録しました。

ディ グラッシは予選第1グループから出走しましたが、4人のドライバーが本来の力でタイムアタックを行うことができなかったため、最後尾のグリッドからのスタートとなりました。彼は次のようにコメントしています。「第1グループでチャンスを掴むためには、できるだけ遅くピットから出る必要があります。ところが、前のマシンが非常にゆっくりと走っていたので、グループ全体のマシンがペースを上げることができなかったのです」それにより、最後尾グリッドには、歴代フォーミュラEチャンピオン4人が並ぶという珍しい予選結果となりました。

チーム代表のアラン マクニッシュは、次のように述べています。「予選でルーカスに起こったことは、非常に不運なことでした。私たちのマシンは非常に速いのですが、遅いマシンに前後を囲まれてしまったのです。今日のレネは、素晴らしい走りを見せてくれました。彼は予選第4グループから出走するという利点を最大限に活かし、レースでは巧みな戦略で体力を温存し、最後に攻勢に出ました。前回のレースでは残念な結果に終わりましたが、今日のレースで彼は素晴らしい学習能力を持っていることを示し、真のファイターであることを証明して見せました」

アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のロビン フラインスも、表彰台を獲得しました。DTMでアウディのファクトリードライバーを務めるフラインスは、2番グリッドからスタートし、レースでもこのポジションをキープして2位でチェッカーを受けました。


※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。

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