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2019/07/01Motorsport

SUPER GT第4戦タイ大会、Audi R8 LMSが13位完走

  • 決勝レース9位でゴールにもかかわらず、レース終了後にペナルティをうけ13位に

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:フィリップ ノアック)は、Audi R8 LMS で2019年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー(プライベート)チームをサポートしています。6月29日(土)、6月30日(日)、チャン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム 1周4,554m)で2019 SUPER GT第4戦となる「Chang SUPER GT RACE」が開催されました。


Chang SUPER GT RACEは、現在年間8戦あるSUPER GTシリーズにおいて唯一、海外で行われる大会であり、タイでの開催は今年で6回目を数え、#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)のAudi R8 LMSが参戦しました。

例年スコールに見舞われることの多いタイの土曜日予選は、薄い雲に覆われながらも気温33度という暑いコンディションの中、スタート。まず予選Q1を富田竜一郎選手が担当しました。前半は思いのほかタイムがのびず苦戦しましたが、制限時間ぎりぎりのところで15位にジャンプアップしQ1 を突破。Q2はリチャード ライアン選手がアタックに出ました。徐々に順位をあげ9位を獲得。決勝レースは入賞圏内からのスタートとなりました。

空には夏の雲が広がり、気温33度、路面温度48度と厳しい暑さの中、日曜日15時に決勝レースがスタート。第1スティントはリチャード ライアン選手がドライブしました。スタート直後、7番手までポジションをアップ。その後は一進一退の攻防をみせながら26ラップを走り終えてピットイン。富田選手へとドライバー交代しました。ピットインによって失った順位を着実に挽回しながら周回を重ねていましたが、セーフティカーの投入によってレースは一時中断。勢いに水をさされるかたちとなりました。レース再開後も富田選手は諦めることなく追い上げをみせ、残り2周で前をいく55号車をパス。入賞圏内の9位でゴールしました。しかし、この追い抜きの際に前走車とは別に外側を走行していた周回遅れの車両との接触が指摘され、レース後に競技結果に対して35秒加算というペナルティが課されることとなりました。最終的にポジションを4つ落とし13位完走という結果となりました。

Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「ここタイでは去年予選2位、おととしはポールポジションととても相性のいいサーキットだけに上位を狙いたいと思っていました。ただし今年はライバルチームもペースアップしており、タイヤの性能などもあわせて総合的に考えトップ6を目標に戦略を立てていました。土曜日は、午前中の練習走行の段階ではいい状態でした。しかし、予選ではマシンのバランスがかわっていたようで富田選手は苦労いましたが、どうにかQ1 を突破してくれました。その後、すぐに調整してQ2 ではリチャード ライアン選手が9番手に入ることができました。決勝レースでは、珍しくリチャード ライアン選手が第1スティントを走りたいというので任せました。着実に周回を重ね、ほぼ予定どおりの26周でドライバー交代。ピットワークに大きなミスはありませんでしたが、タイヤを二輪だけ交換するチームなどもあり、後ろにいたクルマに前に出られてしまう結果となりました。富田選手も最後は追い上げをみせてくれましたが、最終的にペナルティをうけるかたちで順位を失ってしまいました。残念ですが、気持ちを切り替えて次の富士にのぞみたいと思います。次のレースは500kmと距離も長く、長距離に強いアウディにとってはチャンスがあると思います。チーム全体で戦略を練って次戦に向かいたいと思います」

Audi Team Hitotsuyama リチャード ライアン選手のコメント
「今年はライバルチームも速くなっており、昨年一昨年のポールポジション、2位といった予選順位は難しいものの、6位くらいのパフォーマンスはあると想定していました。しかし決勝レースでは、ポジションをキープするのでいっぱいでなかなか順位をあげることが難しかったです。また、ピットストップのあと富田選手のスティントでセーフティカーが入ったがあれも我々のチームの戦略にとってはアンラッキーな結果となってしまいました。しかし、富田選手はいいドライブをしたし、チームもいい仕事をしたと思います。今回のレースではたくさん学ぶことがあったのでそれを活かして、富士ではいいパフォーマンスが見せられるようにがんばります」

Audi Team Hitotsuyama 富田 竜一郎選手のコメント
「予選は思っていたよりもパフォーマンスが発揮できなくてぎりぎりでしたけど、とにかくQ1 を突破することができて良かったです。タイはハイスピードコースで、ハードブレーキングで止めてから加速するようなコーナーが多くてストレートの速いクルマに向いているため、コーナーが速いAudi R8 LMSのようなマシンでは、直線の速いマシンを追い抜くのがとても難しい展開になります。最後まで諦めずにプッシュを続けて、残り2周でどうにか55号車の前に出ることができたのですが、結果的にペナルティを受けることになり、チームの皆さんには申し訳ないです。今年のマシンは長距離のレースに向いていると思いますし、次の富士では粘り強く表彰台を狙えるようなレースをしていきます」

次戦、SUPER GT第5戦は、8月3日(土)〜8月4日(日)、静岡県の富士スピードウェイにて開催予定です。また、8月22日(木)〜8月25日(日)、三重県の鈴鹿サーキットにて開催される「鈴鹿10時間耐久」レースにも、昨年に引き続きAudi Team Hitotsuyamaが参戦予定です。

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