- ダニエル アプトが6位、ルーカス ディ グラッシが9位完走
- ルーカス ディ グラッシは予選19番手からポジションを大きく挽回
- アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racingのサム バードは4位
2019年6月22日、ベルン:電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第11戦がスイスの首都、ベルンで初開催されました。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、2台ともポイントを獲得しました。しかし、フォーミュラEタイトルを目指して戦っているチームにとっては、厳しい状況となりました。
ダニエル アプトとルーカス ディ グラッシは、それぞれ6位と9位でフィニッシュしました。その結果、ドライバーズタイトルにおいて、ディ グラッシとトップとの差は32ポイントに開きました。チームタイトルでも、残り2戦の状態で、首位のDSテチーターとの差は43ポイントとなっています。それでも、7月13日~14日にかけてニューヨークで開催される最終戦(2連戦)では、最大で94ポイントを獲得できる可能性があります。
チーム代表のアラン マクニッシュは、次のように述べています。「今週は、ドライバーとチームタイトルにとって重要な1戦でしたので、非常にストレスが溜まる週末となりました。それでも、ルーカスは19番グリッドからスタートして、貴重な2ポイントを獲得してくれました。その結果、タイトルへの望みはまだ残っています。ダニエルも、素晴らしいファイトを見せて、6位でフィニッシュしました。ニューヨークでは、まだ2戦が残っています。私たちは、決してあきらめるつもりはありません」
予選で7番手のタイムを出したアプトは、わずか0.119秒差でスーパーポール進出を逃してしまいます。アプトは、次のようにコメントしています。「その結果、予選で良いポジションを確保することができませんでした。レースでは、マシンの速さが少し足りませんでした」
ディ グラッシは、予選19番手という苦しい結果となりました。ディ グラッシは、次のようにコメントしています。「予選では、まったくグリップがなかったので、思ったようなタイムが出せませんでした。レースでは、状況がかなり改善され、何台ものマシンをオーバーテイクしました。スターティング グリッドを考えると、可能な限り最高の結果を出したと思います」
今回のレースにおけるAudi e-tron FE05のベストドライバーは、アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のサム バードでした。バードは、4位でフィニッシュしただけでなく、ファステストラップも記録して追加のポイントを獲得しました。チームメイトのロビン フラインスは、スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれてリタイアを余儀なくされました。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。