- 150~250hpカテゴリーで、クラスアワードを獲得
- アウディ製TFSI(直噴ターボ)にとっては15年連続での受賞
- 「2.0 TFSIはハイブリッドからCNGまで、幅広い用途が特徴」ハンス ヨアヒム ローテンピーラー(AUDI AG技術担当役員)
2019年5月22日、インゴルシュタット/シュトゥットガルト:多国籍の70名からなる専門家の投票の結果、アウディ製2.0 TFSIがインターナショナル エンジン オブ ザ イヤーの150~250hpカテゴリーでクラスアワードを受賞しました。授賞式は「エンジン エクスポ+パワートレイン テクノロジー ショー2019」の一環として、メッセ シュトゥットガルトにて行なわれました。
選考委員は、この2.0 TFSIエンジンを「これまで見たなかでもっともフレキシブルで多用途に適用できるエンジンです。何でもできる、とさえ言えるでしょう」と要約しました。AUDI AG技術担当役員のローテンピーラーは「このエンジンが、その適用範囲の広さを理由に受賞したのは大変喜ぶべきことです。我々はこのユニットを純粋なガソリンパワートレインだけではなく、プラグインハイブリッドのベースとしても使いますし、また天然ガスやAudi e-gasにも使用可能なのです」とその強みを強調しました。
またローテンピーラーは高い評価を受け続けるTFSIについて次のように語っています。「我々は最初のTFSIを2004年に市場投入しました。それ以降、2.0 TFSIは毎年クラスウィンに輝いてきました」 2005年から2009年にかけて、2.0 TFSIは2 ℓカテゴリーで連続受賞をしており、また2010年から2018年では、2 ℓ以上の大排気量カテゴリーにて直列5気筒の2.5 TFSIがアワードを獲得しています。2019年ではクラス分けが排気量から出力ベースへと変更されましたが、我々の2 ℓ直列4気筒エンジンは、再びポディウムの中央に立つことができました。
TFSIとは直噴ターボエンジンを意味するフレーズの頭文字を取ったものです。アウディは2004年、ターボチャージングと燃料筒内直接噴射の技術を組み合わせて量産し、新しい時代を切り拓いた最初の自動車メーカーです。当時のストラテジーは「ダウンサイジング」として広く知られ、ターボチャージングによって実排気量を減らし、環境性能に貢献するものです。ちなみにTFSIを採用した最初のモデルはAudi A3 Sportback(2.0 TFSI)でした。その次世代にあたるのが、開発コード「EA888」の名で呼ばれるユニットで、これは世界中のマーケットを視野に入れたものでした。このエンジンはハンガリー ジュール工場、中国 大連工場など世界のエンジンプラントで生産されています。
∗現在、2.0 TFSIは10のアウディモデルラインに搭載され、パワーレンジは最高245hpに達します。2019年のジュネーヴ モーターショーでは、強力な電動モーターと2.0 TFSIを組み合わせたプラグインハイブリッドのQ5が発表されました。一方この2.0 TFSIはミッドサイズのg-tronモデルにも採用されています。ここでは燃料として天然ガス(CNG)やAudi e-gasを使用します(Audi e-gasは、サステナブルな生産工程で大量生産が可能なガスの名称です)。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。