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2018/09/05Models

新型Audi A7 Sportbackを発売 -先進のプレミアム4ドアクーペを7年ぶりにフルモデルチェンジ-

  • 新しいデザイン言語に基づき、よりダイナミックに一新したスタイリング
  • タッチディスプレイを全面的に採用した斬新なユーザーインターフェイス
  • 48V電装システムによるマイルドハイブリッドドライブシステムを標準搭載
  • 最大22個のセンサーやカメラを搭載した高度な運転支援システム

(2018年11月一部改訂)

アウディ ジャパン(本社:東京都品川区 代表取締役:フィリップ ノアック)は、アウディのプレミアムスポーツ 4ドアクーペAudi A7 Sportback(アウディA7 スポーツバック)を7年ぶりにフルモデルチェンジし、9月6日(木)より、全国のアウディ正規販売店(126店舗)を通じて販売を開始します。


新型Audi A7 Sportbackは、先代モデルで好評を得た流麗な4ドアクーペスタイルを、最新のデザイン言語に基づいてよりダイナミックに一新。インテリアには最新のデジタル技術とタッチディスプレイを全面的に採用したMMIタッチレスポンスを新たに開発し、デジタル時代にふさわしいインフォテイメントシステムを搭載しました。自動運転関連技術では、最大22個ものセンサーやカメラの統合制御による高度な運転支援システムを搭載するなど、安全性と快適性を大幅に向上しています。

パワートレインでは、高効率なV6 3.0ℓガソリンエンジンと最新のquattro(4輪駆動)システムの採用により、スポーティな走行性能と低燃費を両立しました。さらに、新型Audi A8と同様に48V電装シスムを主電源とするマイルドハイブリッドドライブシステムを搭載し、高効率なエネルギー回生や低負荷時にエンジンを停止することで、100km走行あたり最大0.7ℓ*の燃料消費を低減しています。
∗欧州仕様車でのデータ。

このように、アウディの美しいデザインと最高の品質へのこだわりと、先進技術によって生まれ変わった新型Audi A7 Sportbackは、多目的に使えるスペースも兼ね備えた(乗車定員5名)パーソナルなグランツーリスモとして、新たな地平を切り開いています。

希望小売価格(税込)は、Audi A7 Sportback 55 TFSI quattro debut packageが9,880,000円、Audi A7 Sportback 55 TFSI quattro S-lineが10,660,000円です。

また導入にあたり、エクステンデッドレザーのインテリア、バング&オルフセンサウンドシステム、ダイナミックオールホイールステアリング(四輪操舵システム)、ダンピングコントロールサスペンションなどのハイグレードな装備を満載した2種類の限定車、Audi A7 Sportback 55 TFSI quattro 1st editionとAudi A7 Sportback 55 TFSI quattro S-line 1st editionをそれぞれ10,580,000円(税込)、11,610,000円(税込)で、合計250台発売します。

製品詳細

美しさとダイナミズムを融合したエクステリア
アウディのSportbackは、Coupéの美しさにSedanのプレステージとAvantの機能性を兼ね備えた独自のコンセプトです。その頂点に位置づけられるのが、プレミアム4ドアクーペのAudi A7 Sportbackで、2代目に生まれ変わった今回のモデルは、2014年に発表されたコンセプトカー「Audi prologue(アウディ プロローグ)」が示したアウディの新しいデザイン言語を用い、張りのある大きな面とシャープなエッジ、シンプルで力強いラインなどによって、先代よりもさらに美しく、ダイナミックなスタリングに仕上がっています。

フロントでは、新型Audi A8のものよりも低く幅広いシングルフレームグリル、細いヘッドライト、大胆な縁取りがなされたエアインレット、低く伸びたボンネットなどにより、一目でグランツーリスモとしてのスポーティな性格が伝わります。ヘッドライトの上部モジュールには縦に12個並んだLEDライトがデイライトランニングライトおよびポジションライトを構成します。ヘッドライトは、LEDライトが標準装備され、HDマトリクスLEDヘッドライトやアウディレーザーライト付HDマトリクスLEDがオプション設定されます。

長く伸びたボンネット、長いホイールベース、短いオーバーハングで構成された新型Audi A7 Sportbackのスポーティなキャラクターは、4,970mm*1の全長、2,925mmのホイールベース、1,910mmの全幅、それらに対して低めに設定された1,415mm*2の全高が物語っています。ホイールハウスの上のアーチ状の膨らみは、アウディのモダンアイコンであるAudi quattroから継承されたもので、サイドシルエットでは、後方に向かって滑らかに下降するルーフラインが大きな特徴となっています。
∗1,S line 外装装着車の場合、4,975mm
∗2,スポーツサスペンション装着⾞の場合、1,405mm

リヤエンドは、先代のAudi A7 Sportbackと同様、ヨットのように両側が細くなっています。長いハッチゲートの後端はリップ状に少し突き出した形状になっており、120km/h以上の高速では、ここに内蔵されたスポイラーが自動的に伸長してリヤのダウンフォースを高めます。それぞれ13の縦型ライトセグメントで構成された両側のテールライトモジュールは、横に伸びるライトストリップで繋がれています。ドアを開錠もしくは施錠したときには、ヘッドライトとリヤライトにより、光のアニメーションが展開されます。

HD マトリクスLED ヘッドライト
HD マトリクスLED ヘッドライトは、ロービームとマトリクスハイビームで構成。ルームミラーの位置に内蔵されたカメラが対向車や先行車を検知すると、その部分だけハイビームをカットするよう LED を消灯することで、周囲に迷惑をかけることなく常時ハイビームを利用することが可能です。

アウディレーザーライト
アウディ レーザーライトは、70km/h以上で走行中にハイビームを補助し、ハイビームの照射範囲を 2倍に拡大します。ハイビームアシスト利用時は、ハイビームが点灯して約1秒後に自動的に点灯します。

クリーンでモダンなインテリア
インテリアは、先進性、スポーティネス、直感的な操作性、洗練性という4つの価値を重視してデザインされました。新型Audi A7 Sportbackの室内は、簡潔でクリーンな未来のラウンジのような雰囲気を醸し出しています。水平ラインと細いインストルメントパネルにより広々感が演出されており、ドライバーに向けて少し角度が付けられたセンターコンソールが、グランツーリスモとしてのスポーティなキャラクターを強調しています。インテリアでは、すべての色、シート生地、インレイは、新しい美意識を反映したものになっており、マルチカラーのアンビエントライトは、インテリアの輪郭を繊細な間接光で際立たせます。

インストルメントパネルの10.1インチのアッパースクリーンにも、ドライバーに向けて少し角度が付けられています。ブラックの光学パネルにグラファイトグレーアルミの飾りフレームを用いたこのディスプレイは、電源をオフするとダッシュボードに完全に溶け込みます。パネルディスプレイのインターフェイスアイコンは、クルマのドアを開けるとすぐに現れ、インテリアデザインとマッチするよう簡潔なデザインになっています。

MMIタッチレスポンスによる新しいユーザーインターフェイス
新型Audi A7 Sportbackのインテリアデザインを特徴づけているのが、デジタル時代にふさわしいユーザーインターフェイスを実現するMMIタッチレスポンスです。従来モデルのAudi A7に採用されていたロータリープッシュボタンや、伝統的なボタンやスイッチ類に代わるもので、2つの大きな高解像度タッチディスプレイを採用しています。

上側の10.1インチアッパースクリーンは、インフォテイメントシステムを操作するためのものです。その下のセンタートンネルのコンソールに、もうひとつ8.6インチローワースクリーンが設置され、ここで空調システムの操作や、文字の入力を行うことができます。これにより、ボタンやスイッチを削減し、美しくクリーンなインテリアデザインを実現するとともに、より直感的な操作が可能になりました。どちらのスクリーンも、タッチパネルを操作すると触感と音によるフィードバックがあり、その感度と音量は調整可能です。操作ロジックは、スマートフォンのように直感的に行え、フラットなメニュー構造により、様々な機能に素早くアクセスすることができます。12.3インチの大型ディスプレイを備えたフルデジタルのアウディバーチャルコクピットと合わせて3つのデジタルディスプレイが標準装着されます。

インフォテイメントとコネクティビティ
情報ネットワークと高度に結ばれた新型Audi A7 Sportbackは、その点でも長距離ドライブに適したクルマといえます。LTEネットワーク接続により車内での利便性が向上し、カスタマイズのオプションも広がっています。インフォテイメントとコネクティビティに関しては、新型Audi A7 Sportbackには新型Audi A8と同じシステムや機能が設定されています。最大7人のドライバーが、自分のユーザープロファイルをクルマに記憶させることができます。ここでは個々のドライバーに関し400にも及ぶパラメーターが記憶され、それによりクルマの機能が個々のドライバーに合わせて自動的に設定されるようになっています。

新型Audi A7 Sportbackは、Audi connectによって、音声による目的地のオンライン検索(クラウドベース)、ニュースや天気情報、最寄りのガソリンスタンドや駐車場検索、地図のオンライン更新(当初3年間無料)などが可能です。サービスへのデータ転送は、車両のAudi connect SIMにより行われます。
またAudi connect機能は、新しいmyAudiアプリに集約されています。このアプリを介してスマートフォンを新型Audi A7 Sportbackとネットワークで接続し、ナビゲーションシステムに目的地情報を送ったり、スマートフォンの予定表をMMIに転送したりできるようになりました。またこのアプリを使って、ドアのロック/ロック解除を行ったり、車両の状況をチェックしたりもできます。

安全性、快適性を向上するドライバーアシスタンスシステム
新型A7 Sportbackには、5つのレーダーセンサー、5つのカメラ、12の超音波センサーと最大で合計22個ものセンサーが搭載されています(2019年1月以降販売の車両は、順次、レーザースキャナー非装着のシステムに切り替わります。)セントラルドライバーアシスタンスコントローラー(zFAS)をはじめとする複数の車載コンピューターが、こうしたセンサーからのデータを照合分析してクルマの周囲の環境モデルを常時算出し、各種ドライバーアシスタンスシステムにより様々な場面でドライバーをサポートします。

新たに追加された機能としては、見通しの悪い交差点でのフロントクロストラフィックアシストや、万が一の車両の側面からの衝突にも備えるプレセンス360、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーンアシスト(ALA)、トラフィックジャムアシストの3つの機能を統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)などがあります。


新型Audi A7 Sportbackに搭載される主なドライバーアシスタンスシステム

アウディ プレセンスフロント
0-250km/hにおいては車両に対して衝突事故が発生する前に車両がドライバーに警告を与え、必要な場合には衝突軽減ブレーキを作動させます。

アウディ プレセンスシティ
85km/h以下で走行中、システムが車載カメラからの情報をもとに先行車や歩行者に衝突する恐れがあると判断すると警告や衝突軽減ブレーキを作動。40km/h未満で走行中の場合は、フルブレーキにより衝突の回避、または、衝撃の軽減をアシストします。

アウディ アダプティブドライブアシスト
従来のACC,ALA、トラフィックジャムアシストを統合させたシステムで、0-250km/hで連続的にシステムが作動します。

フロントクロストラフィックアシスト
交差点等の視界の悪い状況において、車両前方を横切る車両を監視。必要に応じてドライバーに段階的に警告を与えます。

サイドアシスト
追い抜かれる際の死角を監視し、車線変更時の危険をドライバーに警告します。停止状態からの車線変更時や合流時にもサイドアシストが起動し、停車状態からのドライバーをアシストします。

ターンアシスト
サイドアシストへの機能の追加として、右左折時における自転車やバイクとの衝突を防ぐことを主な目的としたアシストシステム。車両が危険と判断した場合にはドライバーに警告を与えます。

リヤクロストラフィックアシスト
必要に応じて、後退時に車両後方を横断する車両などをドライバーに警告します。

エグジットワーニング
従来の警告だけでなく、後方から近づいてくる車両との衝突リスクをシステムが検出した場合は、少し時間が経たないとドアを開けられないようにする機能を追加。

カーブストーンアシスト
サラウンドビューカメラに前後のホイールの状況を確認する機能と、3D画像で車両を写し出す機能を追加。3D画像では確認しやすい角度を選択し、車両の状況を確認することが可能。


シャシーの新機構による優れたハンドリングと長距離ドライブの快適性
新型A7 Sportbackは先代モデルに対して、スポーツ性と快適性の両面が改善されています。新しくオプション設定された「ダイナミックオールホイールステアリング(AWS)」や「ダンピングコントロールサスペンション」により、応答性と乗り心地が大きく向上しており、ワインディングロードではダイナミックで俊敏なハンドリング性能を、長距離の高速走行では卓越した快適性を乗員に提供します。

フロントとリヤのサスペンションは、多くの部分がゼロから新設計されています。ステアリングの切り角が大きくなるにつれてステアリングレシオが変化するプログレッシブステアリングが全モデルに設定されています。ステアリングレシオは、速度に応じて9.5:1から16.5:1まで可変制御されます。サスペンションは、スチール製スプリングを備えた標準的なサスペンション、もしくは車高を10mm下げたスポーツサスペンションが設定され、さらに減衰力を調整できるダンピングコントロールサスペンションとAWSがセットオプションとして選択できます。

AWS(ダイナミックオールホイールステアリング)により、後輪は、スピンドルドライブで最大5度操舵を行うことができます。時速60km/h以下の低速では、後輪は前輪と反対の方向に操舵されて、パーキング時や市街地を走行している場合などにクルマの取り回し性を改善します。ステアリングを最大限切った場合の回転半径は0.5m小さくなります。一方で60km/h以上の速度で走行している場合には、後輪は前輪と同じ方向に操舵され、直進性や車線変更時の操縦安定性を向上させます。

ブレーキには、最大400mm径のディスクとアルミ製固定キャリパーを用いたシステムが設定されています。最大21インチの大径ホイールには、255/35タイヤが組み合わせられます。

快適性と効率を改善するマイルドハイブリッドドライブシステム
新型A7 Sportbackに搭載される3.0 TFSIエンジンモデルには、新型Audi A8と同様に、マイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)が搭載され、快適性と効率を高めています。このシステムは48Vの主電源を採用しており、リチウムイオンバッテリーとベルト駆動式のオルタネータースターターの働きで、ブレーキング時には最大12kWという高いエネルギー回生を可能にしています。またAudi ドライブセレクトをefficiency modeの状態で55~160km/hの速度で走行中には、アクセルオフでエンジンは頻繁に停止し、惰性走行することができます。オルタネータースターターを介しての再始動も非常にスムーズです。

さらに、スタート/ストップ機能の範囲も大幅に広くなり、22km/h以下で作動可能になっています。フロントカメラと連携することで、前のクルマが動き出すのを確認した場合は、まだ停止中であってもエンジンを再スタートします。このMHEVテクノロジーにより、実際の走行条件で100km走行あたり最大0.7ℓ*の燃料消費が削減されます。
*欧州仕様モデル測定値

新型Audi A7 SportbackのV6 3.0ℓ TFSIエンジンは、直噴、Bサイクル、ツインスクロールターボ過給といった最新のエンジンテクノロジーの採用により、最高出力250kW(340 hp)と最大トルク500 Nmを発生し、0 to 100km/hをわずか5.3秒*で加速します。7速Sトロニックトランスミッションと AWDクラッチを採用する最新のquattro 4輪駆動システムと組み合わせることにより、JC08モードによる燃料消費量は、12.3km/ℓとなっています。
*欧州仕様モデル測定値

ボディの設計は、クーペ、セダン、アバントの特徴をひとつに
新型Audi A7 Sportbackは、クーペのデザインとセダンの居住性、アバントの多用途性を同時に提供し、ダイナミックでオールラウンドな資質を備えたモデルです。ダイナミックなルーフラインにもかかわらず、室内の乗員のスペースは拡大しています。先代モデルと比較すると、室内長は21mm拡大され、後席のニールームに余裕が生まれています。後席については、ヘッドルームも5mm広くなっています。またラゲージコンパートメントの幅も拡大されて、1,050mmが確保されるようになりました。

スチールとアルミの複合構造を採用し、強度を要する大型コンポーネントをアルミダイキャスト製にしたボディは、ハンドリングと快適性の向上に大きく貢献しています。新型A7 Sportbackのボディは、捩じり剛性、エアロアコースティックス、エアロダイナミクスといった面でも優れた資質を有しています。騒音・遮音対策も改善され、ウインドノイズがほとんど聞こえない室内は非常に静かで快適です。

様々な点で改善されたパノラミックガラスサンルーフは、大きなガラス面積を誇っており、キャビンにさらなる光を導きます。ノズルを一体化したアダプティブウィンドーワイパーなどをオプションで選択することで、利便性を一層高めることができます。

ダイナミックなエクステリアスタイルにもかかわらず、ラゲージコンパートメントは通常時でも535ℓの大容量が確保されています。この容量は、リヤシートを折り畳めば、最大1,390ℓまで拡大することもできます。また、リヤハッチゲートは、足のジェスチャーによって自動的に開閉できる機構を搭載しています。


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