- Audi g-tronモデルにAudi e-gasを3年間利用できる特別パッケージを標準設定
- パッケージの提供は2018年5月31日まで有効
- ヨーロッパでは初夏からAudi A4 Avant g-tronとAudi A5 Sportback g-tronの注文を受付
- サステナブルなAudi e-gasは、燃焼時に排出されるのと同じ量のCO2を精製時に取り込む
2017年3月7日 インゴルシュタット/ジュネーブ:アウディは、気候に悪影響を与えないAudi e-gasをAudi A3 Sportback g-tronを購入したすべてのお客様に提供するという、非常にサステナブルな提案を表明しました。燃料に関するこの提案は車両価格に標準で含まれるもので、お客様は通常の天然ガス価格以外の支払いをする必要はありません。これにより、Audi g-tronモデルが天然ガスを燃料として走る場合、CO2排出量が80%削減されることになります*。アウディは、今年の初夏にAudi A4 Avant g-tronとAudi A5 Sportback g-tronの2モデルを発売して、g-tronの製品ラインナップを拡充する予定ですが、そのいずれのモデルにも標準でe-gasを提供するプログラムが適用されます。
同じ性能クラスのガソリンエンジン搭載車と比較すると、アウディのg-tronモデルはCO2排出量を80%も減らすことができます。グリーン燃料のAudi e-gasがこの削減を可能にします。この燃料は、再生可能エネルギーを使用して水とCO2から作られるか、藁や刈り取った草といった有機残留材から生成されます。Audi e-gasは、その生産過程でエンジン燃焼時に発生するのと同じ量のCO2を燃料内に取り込みます。2018年の5月31日までにAudi A3 Sportback g-tronを注文したお客様は、クルマに標準装備されるパッケージの一部として、この燃料の供給を3年間受けることができます。
「この提案は気候に悪影響を与えない長期的なモビリティの実現に向けた、アウディの次なるステップです。我々がお客様に対して行う約束に、一切の妥協はありません。g-tronモデルは他のアウディモデルと同様、スポーティで洗練されている先進的なクルマです。同時に、Audi e-gasを利用することで、環境に非常に優しいクルマにもなります。」と、AUDI AGセールス&マーケティング担当取締役のディエトマー フォッゲンライターは述べています。
アウディは幾つかのパートナー企業とともに、ドイツ及び他のヨーロッパ諸国にあるいくつかの施設で、複数のプロセスによりAudi e-gasの生産を行っています。そうした生産施設のひとつが、ドイツのニーダーザクセン州ヴェルルテにアウディが所有している電気をガスに変換する工場です。ここでは、主として余剰なグリーン電力を使用して3つの電解槽を稼働させ、水を酸素と水素に分解しています。その後のメタン化の工程で水素がCO2に反応することで、人工メタンガスであるAudi e-gasが生成されます。
この燃料はヨーロッパの天然ガス網に供給され、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)の値をもとに、アウディのg-tronモデルが消費した分の天然ガスを置換する役割を果たします。
お客様がどのCNG給油ステーションで自身のg-tronモデルの燃料を補給しても、通常の燃料代以外のコストは要求されません。アウディが計算した消費分のAudi e-gasを天然ガス網に供給することで、相当分のCO2排出量を削減するという環境面におけるプログラムを確実に実行します。購入量を確認するためのツールとして、燃料カードなどが使われることもありません。代わりにアウディがクルマから得られる車両データやサービスデータをもとに、ガスの消費量を算出します。ドイツの車両試験及び認証機関であるTUV SUD(テュフ スッド)により、このプロセスはモニタリングされ承認を受けています。Audi g-tronのお客様には、自身のクルマがAudi e-gasを提供されることを証明する書類が渡されます。
Audi g-tronモデルのラインナップは、今年さらに拡大されます。Audi A3 Sportback g-tronに加えて、近々アウディから、CNGを燃料とする2つのモデルが市場に導入される予定です。初夏には、Audi A4 Avant g-tronとAudi A5 Sportback g-tronが登場する予定です。いずれのモデルも、125kW(170hp)のパワーを発生する2.0 TFSIエンジンが搭載されます。4つのガスタンクの容量を合わせて19kgのタンクモジュールと25ℓのガソリンタンクにより、純粋なCNGモードだけで走った場合でも約500km、合計では950kmもの航続性能を実現しています。
*純粋なe-gasモード(CNG)での走行をウェルトゥホイール(原料採掘から使用まで)基準で、従来型ガソリンエンジンを搭載した同じ性能クラスのクルマと比較分析(燃料生産と自動車の通常運転を含むライフサイクルアセスメント)した推定値
*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDI AG配信資料の翻訳版です。