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2014/10/12Motorsport

Audi、富士スピードウェイを3列目からスタート


  • アンドレ ロッテラーがアウディ勢最速タイムを記録

  • 決勝レースでも好結果を期待


10月11日 インゴルシュタット / 富士: FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦富士大会(日本)で行われた予選で、アウディは5番と6番手。アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒとLMPプロジェクトリーダーのクリス レインケが率いるチームは、今回の予選と公式練習を通じ、6時間で闘われる決勝レースに向けてマシンを最適にセットアップしました。


アウディは、富士山の麓に広がる全長4.563kmのコースで行われた予選を通じ、今回のレースでクリアすべき課題の大きさを改めて認識しました。単発のラップタイムを競う予選で、長さ1.4kmにおよぶメインストレートは Audi R18 e-tron quattroの良さを充分に発揮出来ません。アンドレ ロッテラーとブノワ トレルイエが、4回のファステストラップを記録し、その平均による予選タイムは1分28秒118となりました。結果、ル・マン優勝チームは決勝で5番手からのスタートとなりました。一方、ロイック デュバルとトム クリステンセンによるもう1台のAudi R18 e-tron quattroは、平均タイムわずか1000分の47秒差で、6番手からのスタートとなりました。アウディ勢でもっとも早いタイムを記録したのはアンドレ ロッテラーで、その記録は1分27秒605でした。

WEC第5戦、日本時間日曜日11時にスタートする決勝レースでは、ラップタイムはレース結果を左右する唯一無二の要素ではありません。前回オースティン(テキサス)で開催されたレースでアウディスポーツ チームヨーストは、最適なペース運び、すぐれた戦略、素晴らしいドライビング、そして最良のタイヤマネジメントを組み合わせて勝利し、既にそのことを証明しています。決勝レースの模様は、ユーロスポーツがヨーロッパ中央時間10:45から1時間のダイジェスト版を放映します。また、インターネットを通じた公式Facebook(AudiSport)、公式ツイッター(@Audi_Sport)、ニュースティッカー(www.audi-motorsport.info)、Audi Sport アプリなどで、最新情報をファンの皆様に向けて配信します。

予選終了後の首脳陣のコメント

Dr. ウォルフガング ウルリッヒ アウディモータースポーツ代表:
「予選5番手と6番手という結果について、我々はまったく問題にしていません。それを目的としていたならば、我々はもっと上位の予選結果を得られていたからです。ラップタイムに大きな影響を与える長いストレートは、ハイブリッド車のアドバンテージを活かしにくいのです。そのため、我々はわずかに不利な状況に置かれました。しかし、決勝でレースでは大いに健闘出来ると自信を持っています」

クリス レインケ LMPプロジェクトリーダー:

「今回の予選結果はより堅実なものです。我々は、これにも関わらず決勝レースに向け、さらに入念な準備を進めています。富士で存分にパフォーマンスを発揮する機会にまだ恵まれていませんので、明日は大きな期待に応えるように全力を尽くします」

ラルフ ユットナー アウディスポーツ チームヨースト監督:
「非常に難しい予選でした。昨日のフリープラクティスは非常に好調でしたが、予選でさらなる好結果に繋げることが叶いませんでした。決勝レースでは安定したドライビングを継続するつもりですので、レース中に何も起こらないことを望みます。明日は、いまよりも上位を獲得出来るように努力を続けています」

マルセル ファスラー (Audi R18 e-tron quattro 2号車):
「他のサーキットに比べ、富士は予選結果を出しにくいということは事前に分かっていました。長いストレートはラップタイムに大きな影響を与えます。しかし、決勝レースではもっと活躍出来ると自信を持っています。これまでの闘いでレース中ずっと安定したパフォーマンスを発揮するマシンにより順位を挙げてきた経験があるからです。ですから、レースに向けてとてもポジティブな気持ちで臨めます。6時間の最後に、多くのことが起こるかも知れません」

アンドレ ロッテラー (Audi R18 e-tron quattro 2号車):
「すべて正しく行ってきたのに、最高のパフォーマンスを発揮することが出来ませんでした。皆さんも、他のマシンと同等のスピードが出ていなかったことに、気付かれたと思います。これは、コースのキャラクターによって、我々のポテンシャルをフルに発揮出来ないことからきています。スモールハイブリッドクラスのマシンに対して、若干の不利があることは否めません。しかし、私達のマシンは優れています。明日はそのメリットを活かしたレースをお見せします」

ブノワ トレルイエ (Audi R18 e-tron quattro 2号車):

「非常に厳しい予選でした。フリープラクティスではトップタイムを出せていたのに、予選では上位になれませんでした。これは予測出来ていたことです。私が担当したスティントでは、タイヤを充分に温めることが出来ませんでした。しかし、その後のアンドレ(ロッテラー)のアタックで、彼は素晴らしい走りをしてくれ、現状ではこれ以上になり5番手のグリッドを獲得することが出来ました」

ルーカス ディ グラッシ (Audi R18 e-tron quattro 1号車):
「非常に難しい予選でした。私達は出来る限りの努力をし、今回のポジションを獲得しました。決勝レースは長時間に渡りますから、私達の力を充分に発揮し、より良い結果に結びつけるチャンスがあると思っています。オースティンと同じ展開をお見せしましょう」

ロイック デュバル (Audi R18 e-tron quattro 1号車):
「今日は、これ以上よい結果は生み出せませんでした。私達ともう1台のマシンとの差は僅かでした。このサーキットでは、ライバル達は非常に強力です。それは事前に分かっていたことですので、私達は決勝レースに向けた最適なセットアップを行い、最前の戦略を準備しています。私達の目的は、より多くのポイント獲得なのです。」

トム クリステンセン (Audi R18 e-tron quattro 1号車):
「今日は、世界耐久選手権の予選がいかに大変なものかを新たに認識しました。今回の認識をさらに高めて、今後のポールポジション獲得に繋げて行ければと思っています。昨日のフリープラクティスをはじめ、私達のマシンはずっと完璧な働きをしていました。明日は、より素晴らしい結果を出せると信じています」

富士6時間耐久レースの予選結果

1: ブエミ / デビッドソン (トヨタ) 1m 26.886s
2: ベルンハルト / ハートレー / ウェバー (ポルシェ) 1m 26.929s
3: デュマ/ ジャニ / リーブ (ポルシェ) 1m 27.306s
4: 中嶋 / サラザン / ブルツ (トヨタ) 1m 27.437s
5: ファスラー / ロッテラー / トレルイエ (Audi R18 e-tron quattro) 1m 28.118s
6: ディ グラッシ / デュバル / クリステンセン (Audi R18 e-tron quattro) 1m 28.165s

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