- 最新鋭の燃料電池技術を結集したアウディ、一般公道でデモンストレーション走行を実施
- 最大航続可能距離は500km以上
- プラグインハイブリッドによる電気式quattroシステムを搭載
11 月 19 日 インゴルシュタット / ロサンゼルス : 0-100km/h 加速 7.9 秒、最高速 180km/h 、そして最大 500km 以上を走行しながら、排出されるのは水のみ。 Audi A7 Sportback h-tron quattro は、フューエルセル(燃料電池)によるパワフルでスポーティなモータードライブにバッテリーとリヤモーターを組み合わせたハイブリッドシステムです。このシステムは、エミッションフリーの Audi A7 Sportback h-tron quattro の総合出力 170kW のパワーを余すところなく使う quattro システムと組み合わされており、フューエルセル カーの新しい時代の幕開けとなりました。
前後アクスルの間にはメカニカルなリンクは何もありません。 Audi A7 Sportback h-tron quattro の e-quattro システムは、前後アクスルへのトルク配分を電力供給の制御によって行います。
アウディは、ロサンゼルス オートショー2014の会場で、各国から集まった自動車ジャーナリスト対象に、Audi A7 Sportback h-tron quattroの一般公道試乗会を実施しました。
Audiの技術開発担当取締役のProf. Dr. ウルリッヒ ハッケンベルクは「Audi A7 Sportback h-tron quattroはスポーティな走りと低燃費を両立させた紛れもないアウディです。搭載されたe-quattroシステムは、2つのモーターで4輪すべてを駆動させます。今回発表したh-tronコンセプトカーをご覧頂けば、我々がすでにフューエルセル技術をマスターしていることをご理解頂けると思います。マーケットの受け入れとインフラ整備の状況が整い次第、すぐにでも市販モデルを発売出来る状態にあります」と説明しています。
Audi A7 Sportback h-tron quattroの燃費はフューエルセル モードの場合、水素1kgで100kmを走破する低燃費です。これは、ガソリンエンジンに換算すると27.02 km/L (3.7 L/100km)に相当します。燃料タンクの容量を考慮すると、最大航続可能距離は500km以上になります。
燃料の再充填時間は最大で3分以下と内燃機関の給油と変わりません。最大航続可能距離は、エネルギー回生またはプラグインによって充電される8.8 kW/hのバッテリーにより、最大50kmまで伸ばすことができます。このプラグイン ハイブリッド機能を合わせ持つことにより、Audi A7 Sportback h-tron quattroは水素燃料が0になってからも、充分な距離を走り続けることが出来ます。