close

2013/11/19Company

teamLab が Audi Forum Tokyo でイベントを開催


  • 日本を代表するウルトラテクノロジスト集団teamLabとアウディとの共作を展示


アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大喜多 寛)は、2013年12月18日より、The Audi Forum Tokyo(東京都渋谷区神宮前)にて、「teamLab」の展示イベントを期間限定で開催いたします。

teamLab(チームラボ)は、プログラマ・エンジニア(プログラマ、UIエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア、ロボットエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、CGアニメーター、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、絵師、編集者など、情報社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団です。サイエンス・テクノロジー・アート・デザインの境界線を曖昧にしながら、WEBをはじめインスタレーション、ビデオアート、ロボットなど、メディアを超えて活動しています。この日本を代表するクリエイティブチームと、Vorsprung durch Technik(技術による先進)をブランドスローガンに掲げるアウディとが共感したことによって、Audi の車両 をモチーフにしたコラボレーション作品が生みだされ、この先進的なイベントは実現に至りました。

アウディジャパンは、今後もこのようなイベントを通じて広くアウディブランドの認知向上を目指すとともに、ブランドイメージの向上に取り組んで参ります。

<イベント概要>


開催日時: 2013年12月19日(木)〜 2014年1月5日(日)
オープニング・レセプション 2013年12月18日(水)(後日ご案内いたします)
※12月29日~12月2日は年末の為閉館 (3日より再開いたします)

会 場: The Audi Forum Tokyo  渋谷区神宮前6-12-18

営業時間: 10:00~19:00(月〜日)

入場料: 無料

展示内容: ①【世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う】
チームラボ, 2013, インタラクティブデジタルワーク, ∞ (9:16 x 8), 音楽: 高橋英明
鑑賞者自身が作品の一部となる、インタラクティブな作品。近世日本の画家の一人、伊藤若冲(1716 – 1800)の「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」をモチーフにしている。http://www.team-lab.net/all/pickup/ufri.html

②【新作 × Audi コラボレーション作品】
「滝」をモチーフにAudi 車両とコラボレーションした作品

作品紹介①:

【世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う】

UFRIWorld_14

本作は、鑑賞者自身が作品の一部となる、インタラクティブな作品。

伊藤若冲(1716-1800)は、近世日本の画家の一人。江戸時代中期の京都にて活躍した絵師。若冲は、升目画などと呼ばれる、画面全体を数万もの升の形に区切って升目ごとに彩色する、特異な表現方法を残している。本作品は、「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」をモチーフにしている。

升目画は、どこか、コンピュータの機能的制約でできあがったピクセルアートに通ずるところがある。若冲の升目画は、西陣織(京都西陣で織られる伝統的高級絹織物)の制作工程の工業的制約か、もしくは、それに触発されて描かれたのではないかとの説がある。ピクセルアートも、機能的制約で生まれたが、機能的制約がなくなった現在でも、表現の一方法として愛されている。若冲の升目画に、直感的に感じるデジタル感とは、そんなところだと思われる。

インターネットがメディアの中心となった現在は、コンテンツと人々の関係が変化してきている。制作者と鑑賞者の境界は非常に曖昧になってきているのだ。人々は、コンテンツに対する完全な鑑賞者というよりは、コンテンツに直接関わり、情報を追加したり、編集したり、もしくは、変化させたり、2次創作したりしている。人々はコンテンツに対して参加するという形でよりつながり、一体となってきている。

本作品では、鑑賞者の存在によって、升目画で描かれた世界と、ピクセルアートにインスパイアされて升目ごとに抽象化して描かれた世界とが、入り混じる。

升目ごとに彩色した特異な表現は、1つの升目ごとに何種類かの色彩を使って四角の中に四角を描いており、印象主義や点描主義よりも以前から、視覚混合の光学現象を知っていて、表現しているかのように思える。仮想の3次元空間上に各オブジェクトを立体的に配置しており、それを、我々が考える日本の伝統的な空間認識の論理構造で平面化している。そして、視覚混合の光学現象を利用するために、3次元空間上のオブジェクトの色を、平面の升目ごとに、升目の中の何重にも描かれた模様によって、分割して彩色している。例えば、オブジェクト上で紫色のものは、升目上で、赤と青に分割して彩色している。

遠くで全体を見た時の、視覚混合による鮮やかに輝く色彩は、遅い時間軸で動いていく世界。

近くで凝視した時の、画面上の升目が動かない中でオブジェクトが動き、升目ごとに細かく描かれた模様によって分割された色彩は、速い時間軸で変化していく世界。
繊細な線で描かれた世界と、升目ごとに抽象化されて描かれた世界、そして、鑑賞者自身の存在。

そういうものを、FHD(フルハイビジョン)の8倍の解像度による圧倒的情報量のインタラクティブな作品として、表現した。

作品紹介 ②
【新作× Audi コラボレーション作品】

※ 「滝」をモチーフにした作品とアウディとの特別コラボレーション作品となります。
詳しくは会場にてご覧ください。

※書籍出版のご案内
『 チームラボって、何者?
日本美術史に新たなページを加える最先端アート集団の思考と作品  』

●監修:猪子寿之
●発売予定日:2013年12月19日
●判型及びページ数:B5判、4C68P+DVD(8作品紹介映像)
●予価:2,800円(本体価格)

●内容
世界から注目されているウルトラテクノロジスト集団チームラボとは何者か?
伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」をモチーフに、デジタルテクノロジーを使って新たな作品ヘと進化させた《Nirvana》など、話題作を次々に作り出しているチームラボ。彼らの作品の裏側には、過去の日本美術への敬意と愛情、そしてコンピュータで再構築・表現するデジタルならではの世界観、思考があります。
チームラボ代表・猪子寿之氏と美術史家・山下裕二氏の対談など、様々な視点からチームラボ作品を読み解いていきます。チームラボメンバーによる「《Nirvana》の作り方」解説他、日本美術の著名作品とともに展開されるチームラボ作品の魅力解剖。美術ファンのみならず「創造」への好奇心を持つ者に、大いなる刺激を与える内容です。
特別付録DVDでは、紙面に登場する代表作《Nirvana》《世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う》《東京スカイツリー壁画(隅田川デジタル絵巻)》《憑依する滝》《花と屍 剥落 十二幅対》《百年海図巻 アニメーションのジオラマ》《生命は生命の力で生きている》《秩序がなくともピースは成り立つ》、8作品の紹介映像(約38分)が楽しめます。

●監修プロフィール
猪子寿之(いのことしゆき)チームラボ代表。1977年生まれ。東京大学工学部応用物理・計数工学科卒。プロダクトからWEB、アートまで、デジタルテクノロジーを使った作品を手がけるチームラボは、海外からも大きな注目を浴びると共に、高く評価を得ている。
http://www.team-lab.net/

●問い合わせ
株式会社マガジンハウス
書籍出版局 書籍編集部
天田憲明
TEL03-3545-7030
amada@magazine.co.jp

プレスリリース配信

プレスリリースの発行をメールでお知らせします。配信をご希望の方は、下の「プレスリリース登録」をクリックしてメールアドレスをご登録ください。

プレスリリース受信登録

ページ上部へ