- Audi Q8 concept:クーペスタイルのラグジュアリーSUV
- Audi SQ5 TFSI:354hpを発揮するQ5シリーズのトップモデル
- Audi A5/S5 Cabriolet:至高のドライビングプレジャーを実現、2017年春から提供
2017年1月9日インゴルシュタット/デトロイト:アウディは、新しい年の幕開けに3台の注目すべきニューモデルを発表します。デトロイトで開催される北米国際自動車ショー(NAIAS)で、将来の市販モデルの先駆けとなるAudi Q8 conceptを発表するほか、新型Audi SQ5 TFSIを世界初公開、さらに新型A5/S5 Cabrioletを一般に初公開します。
クーペとSUVの融合:Audi Q8 concept
Audi Q8 conceptが体現しているのは、圧倒的なプレステージとスポーツ性です。このモデルは、SUVならではの広い室内と、クーペのエモーショナルなスタイリングを巧みに融合しています。
アウディはこのコンセプトカーにより、フルサイズカテゴリーの新しいセグメントに参入し、同時に、アウディデザインの新たな方向性を示そうとしています。フラットで幅広いCピラーや、ホイール上に力強く張り出したショルダー部分など、Audi Q8 conceptに取り入れられた多くのデザイン要素は、1980年代の初代Audi quattroを彷彿とさせます。比較的低いルーフラインを採用しながら、室内には4人の乗員と多くの荷物のための広いスペースが確保されています。インテリアも伸びやかな水平ラインで構成することで、スポーティでエレガントな雰囲気を醸し出しています。このクルマには大型タッチスクリーンによる新しい操作コンセプトが採用されています。
また、さらに進化したアウディバーチャルコクピットとインテリジェントなAR(拡張現実)テクノロジーによって現実世界に仮想インジケーターを融合した、コンタクトアナログ式ヘッドアップディスプレイがこのコンセプトをサポートしています。この新しいヘッドアップディスプレイでは、例えば仮想のナビゲーションの矢印が、実際の路上に置かれているかのように表示されます。ドライブシステムとサスペンションに関しても、量産モデルから最新のテクノロジーが移植されています。Audi Q8 conceptに搭載されるパワフルで極めて効率的なプラグインハイブリッドシステムは、330kWの合計システムパワーと700Nmの最大トルクを発生します。このパワーはquattroフルタイム4輪駆動システムによって確実に道路に伝えられます。
そのほか、エアスプリングを用いたサスペンションとセラミック製ブレーキディスクも、このコンセプトカーのテクニカルハイライトのひとつです。アウディは2018年中に、このAudi Q8 conceptをベースとした生産モデルを市場に導入する予定です。
V6パワーと卓越したダイナミクス:Audi SQ5 TFSI
今回のデトロイトモーターショーでは、新型Q5シリーズのもっともスポーティなバリエーションであるAudi SQ5 TFSIもワールドデビューを果たします。搭載されるターボチャージャー付き3.0リッターV6エンジンは、260kW(354hp)の最高出力と、1,370rpmという低回転から500Nmの力強いトルクを発生します。それによりAudi SQ5 TFSIは、0~100kmをわずか5.4秒で加速します。このエンジンにはquattroフルタイム4輪駆動システムと、スムーズなシフトクオリティを提供する8速ティプトロニックトランスミッションが組み合わされます。
さらにオプションで、左右リヤホイール間のトルク配分をアクティブに制御するスポーツディファレンシャルや、走行条件に応じてステアリングレシオが調整されるダイナミックステアリングが設定されています。これらのシステムは、エンジン、ティプトロニックトランスミッション、標準装備されるダンパーコントロールとともに、アウディドライブセレクトのシステムと連携して作動します。ドライバーは、アウディドライブセレクトで走行モードを選択することによって、各システムの制御プログラムを調整することができます。
また、オプションのエアサスペンションを装着すると、一定の運転状況においてサスペンションの高さも調整できるようになります。そして、Audi SQ5 TFSIは数多くの専用エクステリアパーツ/装備により、ベースとなったAudi Q5から容易に識別可能になっています。これらの装備には、アルカンターラ/レザーのSスポーツシート、LEDヘッドライト、5ダブルスポークスターデザインの20インチ鋳造アルミホイールなどが含まれます。Audi SQ5 TFSIは、2017年中頃からまず本国ドイツで販売が開始される予定です。
至高のドライビングプレジャーを実現:Audi A5 / S5 Cabriolet
今回のデトロイトモーターショーでは、新型A5ラインナップを完成させるモデルも登場します。先に発売されたCoupé及びSportbackに続き、新型Audi A5/S5 Cabrioletが初公開されます。流麗なボディデザインはクーペをベースにしています。よりフラットになったリヤウインドーによりスポーティな佇まいが強調され、前後の短いオーバーハングやパワーバルジを備えた長いラップアラウンドボンネットによって強い印象をも持ち合わせています。クラシカルな装いのソフトトップは遮音性に優れているだけでなく、開閉操作も簡単です。スイッチを軽く引くだけで50km/h以下であれば、走行中でも完全自動でトップを開閉することができます。
また新型Audi A5/S5Cabriolet Cabrioletは、コネクティビリティとドライバーアシスタンスシステムの面でも最新のテクノロジーを備えています。quattroフルタイム4輪駆動システムを採用することで、卓越したトラクションと俊敏なハンドリング性能を提供します。さらに、オプションでアダプティブダンパーも装着することも可能です。その場合、標準装備されたアウディドライブセレクトで走行モードを選択することで、よりスポーティな、もしくはより快適性重視の走りを楽しめるようになります。新型Audi A5/S5 Cabrioletには複数の新型エンジンが設定されており、パワーは2.0 TDIと2.0 TFSIが190hp、3.0 TFSIが354hpです。
なお、この新しいカブリオレシリーズは、2017年3月からドイツ及び他のヨーロッパ諸国で販売が開始される予定です。
本プレスリリースに記載されたモデルの燃料消費量:
Audi SQ5 3.0 TFSI:
複合サイクルにおける燃料消費量(L/100km):8.5~8.3**
複合サイクルにおけるCO2排出量(g/km):195~189**
Audi A5 Cabriolet:
複合サイクルにおける燃料消費量(L/100km):6.6~4.5***
複合サイクルにおけるCO2排出量(g/km):151~118***
Audi S5 Cabriolet:
複合サイクルにおける燃料消費量(L/100km):7.8~7.7**
複合サイクルにおけるCO2排出量(g/km):177~175**
** 数値は装着されるタイヤ/ホイールによって異なります。
*** 数値は装着されるタイヤ/ホイール、エンジン/トランスミッションの組み合わせによって異なります。
*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDI AG配信資料の翻訳版です。