アウディ、世界経済フォーラムに電気自動車を提供：美しい山岳風景の中で持続可能なモビリティを提示（ドイツ本国発表資料）

（ドイツ本国発表資料）

2022年5月23日、インゴルシュタット/ダボス：例年春の訪れとともにダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会が、今回、新型コロナウイルスパンデミックの影響により、初めて5月に開催されました。アウディは、このサミットに初めて100％電気自動車の送迎シャトルフリートを提供し、世界各国から集まったトップリーダーにユニークな体験を提供しています。アウディは、ダボスにおいて充電コンテナを提供する一方で、都市部における充電オプションの拡大にも投資しており、将来的には、持続可能なバッテリーサプライチェーンの確立を支援する予定です。

アウディは、ダボスで開催の世界経済フォーラム年次総会をサポートするために、今年もモビリティと充電に関する革新的なソリューションを提供することにより、持続可能性目標を前進させました。今回アウディが提供した送迎用の車両には、Audi e-tron GT quattro、Audi Q4 Sportback e-tron quattro、Audi e-tron quattroが含まれ、今回初めて100％電気自動車となりました。これらの電気自動車をグリーン電力のみで充電するために、アウディは、ヤーコプスホルンバレー駅の駐車場に、合計96の充電ポイントを備えた、移動式の充電コンテナを設置しました。

2基の30フィート大型高出力充電コンテナは、地域の電力網に接続することなく、最大16台の車両を同時に充電することが可能で、車両は約45分で完全に充電されます。5基の10フィートコンテナでも、それぞれ最大4台の電気自動車を同時に充電できます。この充電パークには、4台の追加の充電トレーラーも設置されています。すべての充電コンテナは、Audi e-tronの開発車両から取り外された使用済バッテリーを使用しています。これによって、バッテリーの持続可能な二次利用が可能になります。これらのコンテナは、地域の電力網に接続することにより緩衝装置として機能すると同時に、電力網よりもはるかに高い充電容量を実現します。バッテリーの合計貯蔵電力は約5MWhです。これらの充電コンテナは、地域の電力網で供給可能な電力（350kW）の7倍以上の充電容量（約2,600kW）を実現しています。

AUDI AGセールス＆マーケティング担当取締役のヒルデガルト ヴォートマンは次のように述べています。「私たちは、先見の明のある人々、つまりアウディと同じように持続可能性に対して一貫した取り組みをしている人々と、ダボスで意見交換できることを楽しみにしています。アウディの電気自動車から、プレミアムな急速充電装置、持続可能なバッテリーサプライチェーンへの貢献に至るまで、私たちは長期的な変化を起こす勇気を持っていることを示し、今後もこの道筋を歩み続けることを表明しています」

スイスのチューリッヒに新しい充電ハブを設置

アウディは、都市部向けのプレミアムな充電ソリューションの集中的なテストに取り組んでいます。2021年後半には、ニュルンベルクの見本市会場に最初のアウディ充電ハブを設置しました。電気自動車を所有しているものの、自宅で充電できないお客様は、6つの急速充電ポイントを備えた充電ハブの1つを予約し、最大320kWの出力で充電することが可能です。

アウディ充電ハブは、将来の都市環境におけるピーク充電需要に対応することを目的としています。このパイロットプロジェクトは、間もなく拡大される予定で、今年の後半には、別の充電ハブをスイスのチューリッヒに設置する予定です。

持続可能なバッテリーサプライチェーン：「Battery Pass」を共同開発

アウディはまた、環境および気候に優しく、社会的に責任のある方法で電気自動車をサポートするイニシアチブに参加しています。統一基準の策定を推進するため、アウディは、ドイツのグローバルマーケットリーダー、産業界および科学界からの参加者から構成されるコンソーシアムに参加しました。このコンソーシアムでは、「EU Battery Pass（バッテリーパス）」と呼ばれるバッテリーのデジタル製品パスの仕様を体系的に共同開発しています。このプロジェクトは、ドイツ経済エネルギー省によってサポートされています。

さらにアウディは、2017年からグローバル バッテリーアライアンスのメンバーになっています。ダボスで開催された世界経済フォーラムを通じて実現したこのイニシアチブは、バッテリーサプライチェーン全体の公共部門と民間部門のパートナーから構成されています。このアライアンスは、バッテリーに使用する、原材料のバリューチェーンにおける社会的および生態学的な持続可能性を確保することを目指しています。とりわけ、循環型経済の精神に基づいて、原材料が採掘される条件と持続可能なリサイクルの概念の構築にも取り組んでいます。また、バッテリーの持続可能性に貢献する革新技術にも焦点を当てています。


※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。