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2021/11/30Motorsport

2021 SUPER GT 最終第8戦、2台のAudi R8 LMSが完走

  • #21 Audi Team HitotsuyamaはQ1を突破し予選11位、決勝17位
  • #6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは予選23位から追い上げ、決勝18位

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:マティアス シェーパース)は、Audi R8 LMS で2021年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー(プライベート)チームをサポート。11月28(土)、29日(日)、富士スピードウェイ(静岡県1周4,563m)で2021 SUPER GT最終戦となる第8戦「FUJI GT 300km RACE」が開催されました。


今年2度目となる富士スピードウェイで開催された今大会は、新型コロナウイルス感染防止策をとりながら観客を迎え入れて開催。予選・決勝の両日ともに晴れわたり、富士山を望む絶好のコンディションのもと、約5万8500人の観衆が訪れました。

アウディ ジャパンとパートナーシップ契約を締結しているAudi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)、Aドライバーは川端 伸太朗選手、Bドライバーは篠原 拓朗選手を起用。マシンのカラーリングは赤を基調にベージュを組み合わせたツートーンカラーで、ヨコハマタイヤを装着しています。

また、今シーズンはGT500やスーパーフォーミュラで活躍してきたチームルマンと本山 哲氏とのジョイントプロジェクトTeam LeMans with MOTOYAMA Racing、Aドライバーは本山 哲選手自身が務め、Bドライバーに片山 義章選手を起用。マシンのカラーリングは鮮やかなブルーを基調として、同じくヨコハマタイヤを装着しています。

土曜日の予選は、好天に恵まれドライコンディションでスタート。参加車両が28台と多いGT300クラスの予選は、A組、B組の2つに分かれてQ1を行い、各グループ上位8台がQ2へと進出するノックダウン方式を採用。まず#21 Audi Team Hitotsuyamaの川端選手がA組で出走。4番手となる好タイムを出しました。続くQ2は篠原選手が11位となり、入賞を狙えるポジションを獲得。一方、#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは片山選手がB組でアタックを行いましたが、Q1 をクリアすることができず、予選23位スタートとなりました。

前日に続き、雲ひとつなく晴れ渡った絶好のコンディションのもと、午後1時に決勝レースがスタート。#21 Audi Team Hitotsuyamaのスタートドライバーは、川端選手が務めました。レースは序盤からセーフティカーが導入されるなど荒れた展開になります。タイヤと気温とがうまくマッチングせずペースが落ちてきたこともあり、24周を終えた時点でピットイン、篠原選手へとドライバーを交代します。因みに、今大会ではタイヤ4本交換が義務付けられており、前レースのような2本のみ交換といったピット戦略をとることができませんでした。また、篠原選手のピット作業中にエンジンを始動するミスにより、ドライブスルーペナルティが課されてしまい、ポジションをダウン。その後、篠原選手はミスを挽回するようにベストタイムを更新しながら猛追。最終的に17位でレースを終えました。

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingはスタートドライバーを本山選手が担当。着実にポジションをあげ、チームはレース3分の1を終えた時点で早めのピットインを選択。今シーズン初めて第2スティントを託された片山選手は、タイヤマネジメントに苦労しながらも、大きなミスもなく周回を重ね、最終的に18位までポジションをアップし、完走を果たしました。

#21 Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「優勝したもてぎ戦からの流れで、マシンの調子はよく、予選では川端選手が想像していた以上のパフォーマンスを発揮してくれました。篠原選手も僅かにミスはありましたが11番手で、決勝は期待できる状況でした。しかし、決勝は予選で使ったタイヤの装着義務があるのですが、前半のスティントは温度レンジがうまくあわずに苦しい展開になりました。ペナルティもあって残念ながら入賞はできませんでしたが、シーズンを完走で終えられたことは良かったと思います。今シーズンは苦しい展開が続いていましたが、第7戦のもてぎで会心のレースで優勝できたことが、チームにとっても何よりうれしいことでした」

#21 Audi Team Hitotsuyama 川端 伸太朗選手のコメント
「富士はR8 LMSにとっては厳しいサーキットなんですが、そこで予選Q1 を4位で通過できたことに今年の成長を感じることができました。決勝は路面温度が上がり、タイヤの温度レンジに合わず厳しい展開になりましたが、後半はタイヤを変えていいタイムが出ていました。今シーズン、前半は苦しい思いもしましたが、後半にかけて成長できた部分もあるので、それをこれからに繋げていきたいと思います。来年のことはまだ決まっていませんが、今後も応援していただけるとうれしいです」

#21 Audi Team Hitotsuyama 篠原 拓朗選手のコメント
「決勝のペースに関しては、想定してよりも良かったと思います。ただ何よりもピット作業中にエンジンを始動するミスにより、ドライブスルーペナルティを受けてしまったことが悔やまれます。少なくともポイント争いができたと思うので、チームや応援してくださったアウディファンに申し訳ないです。初めてのフル参戦で苦しい思いもしましたが、毎戦チームの団結力があがって、前戦では優勝もできてたくさんのことを勉強させていただきました。これからのレース人生に活かしていきたいと思います」

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing 本山 哲選手のコメント
「決勝レースはグリッド後方からのスタートになってしまったので、上位を狙うのは難しい展開でしたが、それなりのペースでは走れていたと思います。今年は自分を中心にチームを組んでいただいて、チームルマンさん、一ツ山レーシングさん協力のもと、初めてのGT300への挑戦でした。300の難しさを痛感し、思考錯誤しながらチームとして頑張ってきた1年でした。プロジェクトは来年も継続する予定ですので、オフから準備をはじめて次につなげていきたいと思います」

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing 片山 義章選手のコメント
「今回の決勝では初めて第2スティントを担当させてもらい、冷えたタイヤでスタートして、いかにロスなく走行すればいいかなど、学びのあるレースでした。今年はGT300へのデビューイヤーでしたが、マシンのことやタイヤ、ピット作業はもちろん、GT500との混走など複合的な戦略が必要で、想像していた以上に難しく本当に勉強になりました。来年のことはまだ決まっていませんが、この経験活かせば次はもっとうまくできると思うので、わくわくしています」

アウディ ジャパンは2016年来、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備してレースに参戦するカスタマーチームをサポートしてきました。今年も専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約3,100アイテム、約11,100点の部品を積載し、SUPER GT、スーパー耐久、およびTCRジャパンに参戦するチームと共に国内サーキットを転戦。いかなるレース展開にも対応できるように体制を整え、Audi Sport customer racingの活動に貢献、参戦各チームから高い評価をいただきました。

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