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2021/10/25Motorsport

2021 SUPER GT 第6戦、2台のAudi R8 LMSが走り抜く

  • #21 Audi Team Hitotsuyama、#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing共にQ1を突破
  • 両チームとも、低い気温でのタイヤマネージメントに課題

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:マティアス シェーパース)は、Audi R8 LMS で2021年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー(プライベート)チームをサポートしています。10月23(土)、24日(日)、オートポリス(大分県1周4,674m)で2021 SUPER GT第6戦となる「AUTOPOLIS GT 300km RACE」が開催されました。


新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年はオートポリスでのレースが中止。2年ぶりとなる今大会は、厳しい感染防止策をとりながら観客を迎え入れて開催。予選と決勝の両日で約1万6800人の観衆が訪れました。

アウディ ジャパンとパートナーシップ契約を締結しているHitotsuyama racingは、Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)として、SUPER GT GT300クラスに参戦。Aドライバーは、川端 伸太朗選手、そしてBドライバーには篠原 拓朗選手を起用。マシンのカラーリングは赤を基調にベージュを組み合わせたツートーンカラーで、ヨコハマタイヤを装着しています。

また、今シーズンはGT500やスーパーフォーミュラで活躍してきたチームルマンと本山 哲氏とのジョイントプロジェクトTeam LeMans with MOTOYAMA Racingが、Audi R8 LMSによりGT300クラスに参戦。Aドライバーは本山 哲選手自身が務め、Bドライバーに片山 義章選手を起用。マシンのカラーリングは鮮やかなブルーを基調として、同じくヨコハマタイヤを装着しています。

土曜日の予選は、秋晴れのもとドライコンディションでスタート。参加車両が29台と多いGT300クラスの予選は、A組、B組の2つに分かれてQ1を行い、各グループ上位8台がQ2へと進出するノックダウン方式を採用しています。まず#21 Audi Team Hitotsuyamaの川端選手が、A組で出走。6番手となる好タイムを出しました。#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは本山選手がB組でアタックを行いこちらも6番手タイムを記録し、今シーズン初めて両チーム共にQ1を突破。Q2は、#21篠原選手、#6片山選手が担当し、コンマ数秒で大きく順位が入れ替わる展開の中、最終的に #21 Audi Team Hitotsuyamaが予選11位、#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingが12位となりました。

前日に続き好天に恵まれるも気温は16℃と少し肌寒いコンディションの中、午後1時30分に決勝レースがスタート。#21 Audi Team Hitotsuyamaのスタートドライバーは、川端選手が務めました。レース前半はクラッシュによるFCYの発令やセーフティカーの導入など荒れた展開に。我慢強いドライブで入賞圏内をキープしながらレースの約半分となる29周を終えた時点でピットイン。篠原選手へとドライバー交代します。リアタイヤ2本交換というピット戦略により、13位の好位置でコースに復帰。一時は9位までポジションをあげるも、後半はリアタイヤのグリップが厳しい状況となり15位でレースを終えました。

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingはスタートドライバーを片山選手が担当。すぐに10位までポジションをあげ、チームはレース3分の1を終えた時点で早めのピットインを選択。第2スティントを託された本山選手は序盤、この日のベストラップを刻みながら周回を重ねるも、気温低下によるタイヤのグリップ不足により2度目のピットインを余儀なくされる展開に。24位で完走を果たしました。

#21 Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「2年ぶりのオートポリスで、難しいレースになると想定していましたが、川端選手が予選Q1 を突破してくれて、Q2 では篠原選手が11番手といいポジションを獲得してくれました。2人とっては、Audi R8で走るはじめてのオートポリスでしたし、いまあるマシンのポテンシャルはしっかりと発揮してくれたと思います。決勝レースは2人のドライバーを均等に走らせる戦略をとったのですが、後半ではリアタイヤのグリップが落ちてしまい、ポジションをキープするのが難しい展開となってしまいました。次のもてぎはAudi R8の得意とするコースですし、今シーズン最後のチャンスだと思って頑張ります」

#21 Audi Team Hitotsuyama 川端 伸太朗選手のコメント
「フリー走行から予選にかけてマシンのセットアップも少しづつよくなっていて、Q1をクリアできるポテンシャルは十分にあると感じていました。ただし、決勝レースのロングスティントではタイヤをうまくもたせるセットアップを見つけることができず、レース中のラップタイムを思うように上げることができませんでした。今シーズンを通しての課題ですが、諦めず改善に向けて取り組んでいきます」

#21 Audi Team Hitotsuyama 篠原 拓朗選手のコメント
「チームとしての予選結果は悪くありませんでしたが、個人的にはもっと上が見えていて、可能性を感じていた部分もあったので、とにかく悔しい思いです。決勝レースは走り出しは良かったのですが、後半はリアタイヤのグリップがきびしくて、コースにとどまっているのが精一杯な状況でした。このあたりをしっかりと対策することができれば、次のもてぎではポイントが狙えると思います」

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing 本山 哲選手のコメント
「チーム全体としてのパフォーマンスが確実に進歩していて、その結果Q1を突破することができました。いい予選だったと思いますし、達成感はあります。決勝レースに関しては1年目のチームとしてまだ実践経験の少ない中、初めてのオートポリスで、GT300特有のピット戦略の難しさがあって、今日はそれに悩まされた展開でした。たくさんの学びもありましたし、今後に活かしていきたいと思います」

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing 片山 義章選手のコメント
「予選はマシンの調子もよく、個人的にはもう少しいけたかなと思いますが、いい順位を獲得することができました。決勝レースは気温が低く、タイヤマネジメントが難しい展開でしたが、どうにかポジションを10番手までアップして本山選手にバトンを渡すことができました。チームとしても個人としても成長していると思いますし、次はもっとそれを見せたいと思います」

アウディ ジャパンは2016年来、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備してレースに参戦するカスタマーチームをサポートしています。専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約3,100アイテム、約11,100点の部品を積載し、今回のような予選におけるダメージでも、決勝を諦めることなく、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えて、SUPER GT、スーパー耐久、およびTCRジャパンに参戦するチームと共にサーキットを転戦しています。

次戦、SUPER GT第7戦は、11月6日(土)〜7日(日)、ツインリンクもてぎにて開催予定です。

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