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2020/10/05Motorsport

SUPER GT第5戦、Audi R8 LMSが惜しくも入賞を逃す

  • #21 Audi Team Hitotsuyamaが予選20位から一時9位まで追い上げるも12位でレースを終える
  • #33 X Worksは予選26位からスタートし、29位でレースを完走

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:フィリップ ノアック)は、Audi R8 LMSで2020年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー(プライベート)チームをサポートしています。10月3日(土)〜4日(日)、富士スピードウェイ(静岡県1周4,563m)で2020 SUPER GT第5戦となる「FUJI GT 300km RACE」が開催されました。


今シーズンは、新型コロナウイルスの影響により約3ヶ月遅れでのシーズン開幕となり、開催するサーキットを、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3ヶ所に限定。前回4戦目までは、感染拡大防止のための措置として無観客でレースが行われてきましたが、この5 戦目からは制限付きながらも久しぶりに観客を迎えての開催となりました。

アウディ ジャパンとパートナーシップ契約を締結している#21 Audi Team Hitotsuyamaは、今シーズンはAudi Sportドライバーであるクリストファー ミース選手と川端 伸太朗選手がコンビを組む予定でしたが、新型コロナウィルスの影響によりミース選手の来日がかなわず、今回も近藤 翼選手にステアリングが託されました。

#33 X Works は、昨年のSUPER GT GT300クラスをはじめ、スーパー耐久にも参戦する香港国籍のレーシングチームです。人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とのプロモーションタイアップにより、エヴァンゲリオン初号機をイメージしたカラーを採用。ドライバーは香港人コンビのショウン トン選手とアレックス アウ選手の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によりアウ選手が入国できず、第5戦は代役として久しぶりにSUPER GTへの参戦となる佐々木 孝太選手がエントリーしました。

土曜日の予選は雲に覆われた天候のもと、気温22℃、ドライコンディションでのタイムアタックとなりました。参加車両の多いGT300クラスの予選は、A組、B組の2つに分かれて行われ、それぞれQ1での上位8台がQ2へと進出するノックダウン方式となっています。今大会では、#21 Audi Team Hitotsuyamaと#33 X Worksの2台ともにB組に参加。それぞれ#21川端選手と、#33ショウン トン選手が予選に挑みました。B組の予選は0.5秒にトップ10がひしめく大混戦となりました。10位の#21川端選手とQ2進出ラインの8位とのタイム差はわずか0.042秒でした。両チームともにQ1突破とはならず、最終的に#21 Audi Team Hitotsuyamaは予選20位、#33 X Worksは予選26位となりました。

日曜日午後1時30分、気温21℃、曇天ながらもドライコンディションで、決勝レースがスタート。#21 Audi Team Hitotsuyamaのスタートドライバーは、近藤選手がつとめました。スタート直後、1コーナーでGT500クラスの接触により、1周目からセーフティカーが導入される展開に。近藤選手は再スタート後も冷静にスタートを決め、9周目あたりから展開が落ち着きはじめると追い上げを開始。見事なパッシングを繰り返し14位まで6つポジションをアップ。24周を終えて第2スティントの川端選手へとドライバー交替しました。川端選手もトップチームに迫るタイムで好走をみせ、上位チームと激しいバトルを繰り広げながら、46周を終えた頃には9位入賞圏内を走行していました。しかし、レース後半、周回遅れのマシンを追い抜く際のミスで順位を落としてしまい、最終的に惜しくも14位完走となりました。#33 X Worksはスタートドライバーを佐々木選手がつとめ、スタートポジションをキープしながら29周を走行。第2スティントのショウン トン選手へとドライバー交代しました。ショウン トン選手はトラブルに見舞われながらも最終的に29位完走となりました。

#21 Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「前戦5位に入賞した勢いを保ちたいと臨んだ富士でした。土曜、午前中の練習走行から各チームのタイムが拮抗していて、予選Q1を突破できるか微妙なラインにいることはわかっていました。そこで予選はAドライバーの川端選手に託しました。マシンの調子もよく、本人もQ1を通過できた感触があるという会心のアタックでしたが、わずか0.042秒の差でQ1敗退となってしまいました。結果的に20番手のスタートで、決勝では期待どおり近藤選手もジャンプアップをみせてくれて、ピット作業も非常にうまくいきました。第2スティントの川端選手も上位チームと変わらないタイムでラップして一時は入賞圏内を走行していましたが、後半にタイヤの状況が悪化するなどミスも重なってポジションを落としてしまいました。ただ、チームとしてはいい状態にありますので、次の鈴鹿、そしてもてぎと連続ポイントを狙っていきます」

#21 Audi Team Hitotsuyama 川端 伸太朗選手のコメント
「今回はこれまでとは違うセッティングで、タイヤも新しいコンパウンドのものを使用していて、マシンのフィーリングとしてはとてもよかったです。足りないのはBoPで絞られているストレートスピードくらいだと感じました。それだけに次の鈴鹿は期待できると思います。決勝では前半はとてもいいタイムで走れたのですが、後半にタイヤカスを拾ってしまうと、これまでとは違う症状がでてそれにすごく悩まされ、タイムを落としてしまいました。なんとか入賞圏内まで追い上げる走りが出来たので、これを次に活かさなければいけないと思っています。次は前回、調子が良かった鈴鹿ですし、とりこぼしがないように頑張ります」

#21 Audi Team Hitotsuyama 近藤 翼選手のコメント
「レース開始早々にセーフティカーが入って、いきなりペースアップをするのが難しい展開でしたが、前半はいいペースで走ることができ、いくつかポジションをあげることができました。後半は#10号車とのバトルもあって、あまり無理をしすぎないよう、タイヤをいたわりながらの走行を心がけていました。今シーズン5戦を走ってきてSUPER GTというレースの500クラスとの混走の難しさを痛感していますし、ようやくそれになれてきた感触もあります。予選でもう少し上位からスタートできれば決勝レースは全く異なる展開になると思いますし、次の鈴鹿ではしっかりと結果が残せるように頑張ります」

アウディ ジャパンは2016年来、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備してレースに参戦するカスタマーチームをサポートしています。今年も専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約2,700アイテム、約11,000点の部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えて、SUPER GT、スーパー耐久、およびTCRジャパンに参戦するチームと共に国内外のサーキットを転戦しています。

次戦、SUPER GT第6戦は、10月24日(土)〜25日(日)、鈴鹿サーキットにて開催予定です。

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