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2020/08/11Motorsport

SUPER GT開幕戦、2台のAudi R8 LMSが完走を果たす

  • #21 Audi Team Hitotsuyama が予選15位から猛追を見せて8位で今季初入賞

  • #33 X Worksはタイヤトラブルにより完走ならず

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:フィリップ ノアック)は、Audi R8 LMS で2020年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー(プライベート)チームをサポートしています。8月8日(土)~9日(日)、富士スピードウェイ(静岡県1周4,563m)で2020 SUPER GT第2戦となる「FUJI GT 300km RACE」が開催されました。


今シーズンは、新型コロナウイルスの影響により約3ヶ月遅れでのシーズン開幕となりました。当面は感染拡大防止のための措置として無観客とし、開催するサーキットは、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3ヶ所に限定されています。今回2戦目も開幕戦に続き、富士スピードウェイで行われました。

アウディ ジャパンとパートナーシップ契約を締結している#21 Audi Team Hitotsuyama は、今シーズンはドライバーラインアップ、そしてマシンのカラーリングもあらたに赤へと一新。ドライバーはAudi Sport ドライバーであるクリストファー ミース選手と川端 伸太朗選手がコンビを組む予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によりミース選手の来日がかなわず、初戦に続き近藤 翼選手にステアリングが託されました。

#33 X Works は、昨年のSUPER GT GT300クラスをはじめ、スーパー耐久にも参戦する香港国籍のレーシングチームです。人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とのプロモーションタイアップにより、エヴァンゲリオン初号機をイメージしたカラーを採用。ドライバーは香港人コンビのショウン トン選手とアレックス アウ選手です。新型コロナウイルスの影響によりアレックス アウ選手が入国できず、第2戦では代役として初挑戦となる松村浩之選手を登録申請しました。

今大会は、土曜日に予選、日曜日に決勝と通常通りのスケジュールでレースが行われました。土曜日は雨の予報もありましたが、雲に覆われ霞がかったような天候ながらも、路面状況はドライのコンディションで予選が行われました。GT300クラスのQ1はA組、B組の2つに分かれて行われ、A組はトップから11番手までが1分37秒台という熾烈な争いとなりました。#21 Audi Team Hitotsuyamaの川端選手が、カットラインぎりぎりの8位でQ1を突破しQ2進出を果たしました。Q2は近藤選手がアタックを担当し、難しいタイヤ選択となりながらもタイムをうまくまとめて、最終的に#21 Audi Team Hitotsuyamaは予選15位。Q1のB組#33 X Works のショウン トン選手は14位でQ1敗退、予選27位という結果となりました。

日曜日午後1時、気温29℃、曇りで時折太陽がのぞく天候の中、決勝レースがスタート。#21 Audi Team Hitotsuyamaのスタートドライバーは、近藤選手が務めました。スタート直後の混乱にまきこまれ、一時はポジションを20位まで下げましたが、状況を冷静に判断しタイヤに熱が入ると猛追を開始。周回を重ねるごとに順位をあげていき、実質的に13番手あたりまでポジションをアップ。25周を走行し、第2スティントの川端選手へとバトンタッチしました。22位のポジションでコースに復帰後、各チームがタイヤ交換を終えた頃には13位を走行していました。川端選手は、レース中のベストラップが5番手とトップチームにも迫るタイムで周回を重ね、先行車をパス。最終ラップまで安定したタイムで走り抜け、見事に8位入賞を果たしました。一方、#33 X Works のショウン トン選手はスタート後にタイヤの異変を感じピットイン。再スタートするも、ホイールが外れるトラブルに見舞われ、残念ながら28周でリタイヤとなりました。

#21 Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「第1戦では予選Q1をクリアできず悔しい思いをしていたこともあり、今回は絶対に突破しようとメカニックもドライバーもチーム全体で、最高速が1km/hでも速くなるようにと準備をしてきました。それだけにQ1を突破することができ、結果的にそれが今回のレースにおいては大きな意味をもっていたと思います。Q2も近藤選手には少しタイムが出にくいタイヤでアタックしてもらいましたが、うまくまとめてくれました。決勝レースも開幕戦と同様に、第1スティントを近藤選手、第2スティントを川端選手につなぎましたが、二人ともタイヤをなんとかキープしながら、いいペースで走ってくれました。タイヤの開発も進んできて、R8がそれほど得意ではない富士でポイントを取れたことは今後にもつながるいい結果だと思います。次の鈴鹿では予選でトップ10圏内を、決勝ではさらに上を目指して頑張ります」

#21 Audi Team Hitotsuyama 川端 伸太朗選手のコメント
「予選はコンマ数秒に数台が並んでいる1つのミスも許されない状況でしたが、ミスなく攻めきれました。もちろんこれで満足しているわけではありませんが、とりあえず富士でQ1を突破することが出来て良かったです。決勝でもマシンの状態はよく、安定したタイムで走ることができました。後半はタイヤが厳しくなり、少しひやっとする場面もあったのですが、なんとか持ちこたえて走りきることができました。今シーズンは公式テストからマシンの調子もいい状態が続いているので、次の鈴鹿ではさらに上を目指していきたいと思います」

#21 Audi Team Hitotsuyama 近藤 翼選手のコメント
「予選は初めてのQ2で、初めてのニュータイヤでのアタックでした。最初は様子をみながらでしたが、フィーリングも悪くなくて、ただいざというタイミングでコースアウトしたマシンがいてチャンスを失いましたが、まずまずの結果だったと思います。決勝では、スタート直後は思いのほかタイヤがグリップしなくて、無理をせずタイヤに熱が入るのを待ってから追い上げました。その後はいいペースで走れたと思います。トップチームとはまだ少し差がありますが、ここで入賞できたのは良かったと思います。鈴鹿でも入賞を目指して頑張ります」

アウディ ジャパンは2016年来、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備してレースに参戦するカスタマーチームをサポートしています。今年も専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約2,700アイテム、約11,000点の部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えて、SUPER GT、スーパー耐久、およびTCRジャパンに参戦するチームと共に国内外のサーキットを転戦しています。

次戦、SUPER GT第3戦は、8月22日(土)~23日(日)、鈴鹿サーキットにて開催予定です。

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