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2011/01/13Technology

アウディ、ラスベガスの国際家電ショーに出展 「接続性」を武器に自動車デジタル革命のリーダーに

●世界最大の家電ショーで、アウディのルパート シュタートラー会長が基調演説を行う
●ルパート シュタートラー:「未来のクルマは、周囲の環境、交通インフラ、インターネットの
世界と、常時つながるだろう」

<ラスベガス発、2011年1月6日>
アウディは自動車社会の未来に向けて、エレクトロニクス システムの開発に全力で取り組んでいます。米国ネバダ州ラスベガスで1月6日から9日まで開催されたConsumer Electoronics Show(CES)2011国際家電ショーにおいて、アウディは数々の革新的なアイデアを披露しました。その幅広い出展のなかには、インフォテインメント システムから、安全や省エネに貢献するドライバーアシスト機構などが含まれ、Audi AGのルパート シュタートラー取締役会会長は、その基調演説のなかで、将来にむけてのブランドの開発ビジョンの概要を説明しました。

アウディのエンジニア陣は、未来のテクノロジーの開発に全力で取り組んでおり、アウディは技術開発の分野で、さらに主導的な役割を果たしていくことになります。活動の中心的なエリアは、総合制御システムです。そのなかには、次世代および、さらに一世代先のMMIのコンセプト(例えば、自由にプログラム可能なメーターパネルや、魅力的な進化を遂げたヘッドアップディスプレー)などが含まれています。

アウディは、新しいハードウェアのプラットフォームであるモジュラー インフォテインメント システム(MIS)を創造し、そのための専用ソフトウェアのパッケージを、eソリューションと呼ばれるジョイントベンチャーカンパニーが開発しています。今回の基調演説のなかで、アウディのルパート シュタートラー会長は、次のように述べています。「私たちの計画は、現在協力可能な最高のパートナーから最高のテクノロジーを提供してもらい、それらを組み合わせて、自動車社会の将来のために適用していくことです。私たちはまた、自らの力で、イノベーションのペースをさらにスピードアップさせたいと考えています。」

今日すでにアウディのニューモデルは、他の電子機器との高い接続性において、高い評価を得ています。アウディは、将来自社のクルマが、外部の世界(インターネット、交通インフラ、および他のクルマなど)と、常時接続されるようにしたいと考えています。

アウディの「外部とつながったクルマ」は、車両自体では、ローカルデータのバックアップをほとんど行いません。かわりに、音楽からナビゲーションのデータまで、UMTS(ヨーロッパの第3世代3G移動体通信システム)および、近い将来にはLTE(ロング ターム エボリューション、次世代通信規格)を介して、インターネット上のサーバーから、すべての情報を引き出します。そのようにして、クルマが未来のデータ世界の一部分となっていきます。

そういった接続性が新たに得られれば、結果として、より自律的なドライビングも可能になるでしょう。新開発のカメラや外部とのコミュニケーションの実現により、未来のアウディは、例えばストップ&ゴーが続くような条件において、ドライバーが望めば自動走行することもできるようになるでしょう。

インフォテインメントの分野でのこのようなソリューションは、EVやハイブリッドのドライブシステムと組み合わされたとき、さらに魅力を増すことになります。アウディは現在、そうしたテクノロジー分野でも、数々の革新的なコンセプトに取り組んでおり、その技術力の蓄積を表すサンプルとして、今回ラスベガスで、プラグイン ハイブリッドのコンセプトカー、Audi e-tron Spyderを公開しました。

エレクトロニクス開発におけるアウディの多面的なアプローチは、操作系やディスプレーのテクノロジー、およびインフォテインメント モジュールの基本デザインの分野にまで及んでおり、新しいハードウェアとソフトウェアによるソリューションを融合しています。その多くのプロジェクトでアウディは、コンピューターチップ専門メーカーのNVIDIAという、信頼できるパートナーを得ています。

「ドイツのエンジニアリングがシリコンバレーと出逢った。」アウディがNVIDIAと長年にわたって育んできた協力関係は、このような表現で定義されるといってもいいでしょう。カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くNVIDIAは、アウディの多くのモデルに画像処理プロセッサーを提供し、結果としてアウディは、インフォテインメントの分野で、ライバルとは一線を画した存在になっています。世界に先駆けてGoogle Earthナビゲーションを、A8、A7、および最新のA6のエレガントなグラフィックに融合させるといった革新的な機能も、NVIDIAのテクノロジーがあってからこそ実現したものです。

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