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2008/01/10Company

アウディジャパン、世界で2台のみ現存する「アウトウニオンタイプD」をAudi Forum Tokyoにて一般公開

アウディジャパン株式会社(代表取締役社長:ドミニクベッシュ、本社:東京都世田谷区)は、東京都渋谷区の表参道エリアに位置するアウディのブランドショールームAudi Forum Tokyo(アウディフォーラム東京)において、世界で2台のみ現存する伝説のレーシングカー、1938年型アウトウニオンタイプDレーシングカー(AUTO UNION Type D)を15日(火)より一般公開します。展示は6月末までの予定です。

今回、日本初の展示となるこの1938年型アウトウニオンタイプDは、1939年型と合わせて世界で2台のみ現存する伝説のレーシングカーの1台です。これら2台は、第二次世界大戦終戦直後に旧ソ連軍の手によって、当時のアウトウニオンの拠点であったツヴィッカウ(旧東ドイツ)から旧ソビエト連邦へ運び出されました。

アメリカ人のポール・カラシック(Paul Karassik)は、1980年代に10年以上の歳月をかけて、2台のタイプDの所在を調査したところ、旧ソ連で完全に分解され、バラバラの状態で発見されました。カラシックは、これらを運び出し、英国のスペシャリストにレストアを依頼。アウディAGは、このレストア作業を技術面でサポートしました。その後、アウディAGは今回展示する1938年型を買い取り、1939年型は個人オーナーの元へと旅立ちました。

モータースポーツシーンを席巻したレーシングカー、アウトウニオン「シルバーアロー」が活躍していた1930年代、1938年型タイプDは、同年のレーシングシーズンに備えて、ロベルト・エーバーラン・エーバーホルスト率いるアウトウニオンのエンジニアによって開発されました。タイプDの12気筒エンジンは、レギュレーションの改訂に対応し、排気量が3リッターに抑えられています。ただし、マシンの基本ハードウエア(ミッドシップ、トーションバーサスペンション、スーパーチャージャー付エンジンなど)は、フェルディナンド・ポルシェがアウトウニオンのために設計・開発したV16エンジンのタイプCを踏襲しています。1938年、アウトウニオンは、このタイプDにより、イタリアおよび英国GPを制しました。

「アウトウニオン タイプD (AUTO UNION Type D)」概要

エンジン :ルーツ式スーパーチャージャー付
V型12気筒ミッドシップエンジン
総排気量 :2,985cc
最大出力 :420ps / 7,000rpm
最高速度 :330km/h
ドライブトレイン:後輪駆動
寸 法:全長 4,200mm、ホイールベース 2,850mm
車体重量 :850kg

1938年ドニントンパークにて行われた英国GPでタイプDを駆るタツィオ・ヌヴォラーリ。4番目からスタートし優勝を飾る。

※写真は、Audi Japan Press Center (http://www.audi.co.jp/audi/jp/jp2/press_center.html)よりダウンロードが可能です。Audi Japan Press CenterへはIDならびにパスワードが必要となります。

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